春感じて ひな人形ずらり 佐賀県婦人会館で「おひなまつり」

ひな人形やさげもんを鑑賞する来場者=佐賀市の県婦人会館

 佐賀市の県婦人会館で「春待ちおひなまつり」が開かれている。県地域婦人連絡協議会と県更生保護女性連盟が春の訪れを感じてもらおうと開催し、会員らが手作りしたひな人形やさげもん、まりなどがずらりと並ぶ。29日まで。入場無料。

 佐賀市の下村律子さん(74)は約500点もの作品を出展。東日本大震災や能登半島地震の被災地を思い、ひもを結んだ形の「結び雛(びな)」や「つなぐちゃん」と名付けたひな人形を並べ、「一つずつ思いを込めて作った。一人でも元気をもらったり、感動してくれたらうれしい」と話した。

 会場では寄付も募っており、浄財は図書カードとして児童養護施設に寄付される。

 開館は平日のみで、午前9時から午後5時まで。問い合わせは同会館、電話0952(25)2101。(上田遊知)

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