wacci・橋口洋平が熊本県山鹿市へ。「うそなく真っすぐに、心を込めてトライしている姿を楽しんで」

wacciのボーカル&ギター・橋口洋平が、BS-TBS・BS-TBS 4Kで4月3日放送の「美しい日本に出会う旅」(水曜午後9:00)に出演。熊本県山鹿市で伝統の職人技に触れ、国指定重要文化財でもある芝居小屋「八千代座」で歌も披露する。

「美しい日本に出会う旅」は、日本各地のまだまだ知られていない美や伝統など、古くから続く「美しい日本」を再発見していく紀行番組。日本各地の四季折々の絶景や風物詩、受け継がれる手仕事や、旬の味覚、温泉などを紹介している。井上芳雄瀬戸康史松下洸平が「旅の案内人」として、週替わりでナレーションを担当。普段は旅人は登場しないが、年に数回、井上、瀬戸、松下が旅に出る「特別編」に加え、3人それぞれと親交のあるゲストが旅をする企画も届けている。

松下の友人である橋口がこの番組に旅人として登場するのは、2023年2月放送した長崎・五島列島の旅に続き2回目。

熊本市内から車で約1時間北上したところにある山鹿市は、昔ながらの風情あふれる町並みの中に、伝統的な芸能や手仕事が息づく街だ。

橋口がまず訪れたのは、厳選された熊本県産の米と良質の天然塩にこだわった“手作りせんべい工房”。ユニークな店主に指導を受けて、橋口もせんべい焼きを体験する。

次に向かったのは「さくら湯」。山鹿には多種多様な温泉が点在しているが、「さくら湯」は約370年前に誕生し、山鹿市民に愛されてきた。一度は取り壊されたが、2012年に日本の伝統工法により木造温泉として復活。橋口は足湯に浸かり、ゆったりとした時間を過ごす。

昼食は、古民家をおしゃれに改装したスープ専門店で、地元の野菜と旬の食材を使った愛情たっぷりのスープを堪能。その後、山鹿灯籠(とうろう)の専門店へ向かう。夏には「山鹿灯籠まつり」、冬には「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」が行われるなど、山鹿の街を彩る灯籠づくりの職人技を見学する。

さらに、今回の旅のメインである、芝居小屋「八千代座」へ。橋口は、人力で操作する“廻り舞台”や“すっぽん”を興味深そうに見学。灯籠を頭に乗せ優雅で美しい踊りを披露する伝統芸能「山鹿灯籠踊り」も鑑賞する。そして、橋口はそのお返しとして、「八千代座」の舞台で自身の曲を披露。伝統の舞台で歌った橋口が感じたこととは?

初めて山鹿の街を散策した橋口は「山鹿に住む方たちはとても心が温かく街の歴史をすごく大切にしていて、でも外から来た人も温かく迎えてくださる。山鹿の旅を通して、人の温もりと街の歴史、積み重ねてきたものの素晴らしさにたくさん触れることができました。出会った方はみんなすてきでしたが、特に印象に残っているのはせんべい工房の方です。おせんべいを焼くのは初めての僕の気分をのせながら楽しんで教えてくださったので、おいしく楽しく焼くことができました」と振り返り、ロケを満喫した様子。

加えて「灯籠専門店で見学した灯籠が、見た目以上に軽くて驚きました。持ったりかぶったりしてみたら、すべて紙でできているということを実感しました。一つ一つカッターで切って、糊で接着するという職人技にも感動しましたし、現地に行って触れて、そこで初めて気付くということは旅ならではの貴重な経験だと思いました。旅の最後に『八千代座』の舞台で歌ったのですが、聴いてくださる皆さんと『届ける、そして受け取る』みたいな“心のキャッチボール”をすごく近い距離でできる会場でした。芝居小屋としての歴史があり、今もさまざまな公演をやっている場所だけあって、積み重ねてきたものがあるなと思いましたね。“またここで歌いたい。wacciみんなで『八千代座』でライブをやりたい!”と強く感じました。舞台が回る装置やせり上がりもすごかったです。あんな大きなものを人力で動かすなんて、貴重な体験ができてよかったです」と興奮気味に語った。

なお、今回のナレーションは松下が担当。旅人・橋口と息の合った掛け合いを見せる。そんな松下に「行ったことがない場所に行き、その街の知らない魅力に触れるという貴重な経験を、僕も洸平くんも『美しい日本に出会う旅』を通して経験させてもらっているのではないかと、僕は山鹿の旅で感じました。これからも番組にお世話になりたいね(笑)。今回は2回目だったので、よりスタッフの皆さんと仲良くなって、前回以上に楽しく旅ができたので、僕の笑顔も多めだと思います。そこを洸平くんのナレーションでよりすてきに彩ってくれるとうれしいです」とメッセージを送った。

最後に、あらためて「知らない街を歩いて、初めて会う方とコミュニケーションを取って、何かにトライして…。そんな僕を見ていただくのはこの番組だけです。うそなく真っすぐに、心を込めてトライしている姿を楽しんでもらえたらうれしいです」とアピールした。

番組を手掛ける渡部織映プロデューサーは「およそ1年ぶり、2回目のご出演となった橋口さん。本当に素直で真っすぐで、『ありがとう』はもちろん『おいしい・うれしい・かわいい』などなど、感じたことをきちんと言葉で表現してくださる方です。楽しさ全開で旅する橋口さんと触れ合って、山鹿の皆さんもとてもうれしそうでした。どこに行っても大人気なのに、橋口さんは常に『僕、wacciというバンドをやっていまして…。ご存じですか?』的なテンション。『八千代座』に集まったお客さんに『リクエスト曲はありますか?』と問いかけた際、ファンでなければ挙げないであろう曲名を次々に言われ、驚きながらも即興メドレーを披露してくれた姿が印象的でした。“穏やかな人の友達は皆穏やか”ということで、穏やかな松下洸平さんのナレーションで旅する穏やかな橋口洋平さんの姿を楽しみにしていてください」と橋口の人柄に触れつつ、見どころを伝えている。

番組公式SNSでは、「旅のおみやげ」の視聴者プレゼントも実施。詳細は番組公式SNSで告知される。放送の翌日午後0:00からは、TVerなどで無料見逃し配信も行う。

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