アルカラス、ズベレフを圧倒しベスト4。準決勝は昨年決勝の対戦カードのシナーと[BNPパリバ・オープン]

アルカラスがズベレフに快勝で4強

現地3月14日、男子ツアー「BNPパリバ・オープン」(アメリカ・インディアンウェルズ/ATPマスターズ1000)シングルス準々決勝が行われ、第2シードのカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク2位)が、第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同6位)を6-3、6-1で下し、準決勝進出を果たした。

20歳のアルカラスは、前年覇者として4年連続4度目の出場。初戦となった2回戦でマッテオ・アルナルディ(イタリア/同40位)に6-7(5)、6-0、6-1と逆転勝ちすると、3回戦では自己最高で6位を記録している第31シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同31位)を6-2、6-3の快勝。4回戦でも前回の対戦で敗れているファビアン・マロジャン(ハンガリー/同58位)を6-3、6-3で下し、準々決勝に進んでいる。

試合は、第2ゲーム途中で大量のミツバチが襲来。主審が試合の中断を宣告すると、選手や審判はコートから避難した。2時間弱の中断を経た再開後、アルカラスがストローク戦を支配しズベレフはミスをさせられてしまう。第4ゲームで最初のブレークに成功すると、チャンスを与えないまま6-3と第1セットを先取した。

第2セットも果敢に攻めたアルカラスにズベレフは防戦一方。相手のポジションを考えたドロップショットやサーブ&ボレーと幅の広いプレーを披露し。ズベレフを圧倒した。セット開始から4ゲームを連取したアルカラスが、第7ゲームでもブレークし6-1。ズベレフを圧倒し、ベスト4入りを果たした。

準決勝では第3シードのヤニック・シナー(イタリア/同3位)と対戦。シナーは準々決勝で第32シードのイジー・レヘチカ(チェコ/同32位)を6-3、6-3で下している。

両者の対戦成績は4勝3敗でシナーが勝ち越しており、現在2連勝中。昨年大会の決勝で対戦しており、アルカラスが7-6(4)、6-3で勝利して大会初優勝を飾っている。

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