コール離脱のヤンキース マイケル・ロレンゼンの動向をチェック

ヤンキースは絶対的エースのゲリット・コールが右ひじの故障で少なくとも1ヶ月の戦線離脱を強いられることになり、先発ローテーションが大打撃を受けた。コールが健康だったとしても、先発陣は不安の残る顔ぶれだったが、大黒柱の離脱によって補強の必要性が格段にアップ。当然、フロントオフィスも補強の可能性を模索しており、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ヤンキースはフィリーズからFAとなったまま契約先が見つかっていない右腕マイケル・ロレンゼンの動向をチェックしているようだ。

現在32歳のロレンゼンはメジャー9年目の昨季、タイガースとフィリーズで29試合(うち25先発)に登板して自己最多の153イニングを投げ、9勝9敗1セーブ、防御率4.18、111奪三振を記録。好不調の波が激しかったものの、自身初のオールスター・ゲーム選出を果たした。また、フィリーズ移籍後の2登板目ではノーヒッターも達成。ただし、9月に入ると大きく調子を落とし、9月後半以降はブルペンに配置転換となった。

ヤンキースはコールの離脱が決まったあと、ホワイトソックスのエース右腕ディラン・シースに再び興味を示していることが報じられていた。「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者によると、ヤンキースはホワイトソックスに対して改めてトレードのオファーを提示したようだが、ホワイトソックスはパドレスからのオファーを受けることを選択。ヤンキースはシース争奪戦に敗れる結果となった。なお、ヘイマン記者によると、シースを放出したホワイトソックスもロレンゼン獲得に興味を示しているという。

FA市場にはまだブレイク・スネルが残っているが、「SNY」のアンディ・マルティノ記者によると、コールが故障したからといって、ヤンキースが慌ててスネル獲得に動くことはないという。スネルはパドレスからのクオリファイング・オファーを拒否しているため、他球団が獲得するとドラフト指名権や国際ボーナスプールのペナルティが発生する。ヤンキースはそうした犠牲を支払ってまで、スネルを手に入れたいとは考えていないようだ。

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