「福井を代表するお土産に」、JR福井駅に「恐竜サブレ」専門店 売りは恐竜時代の地層イメージした「3層サブレ」

2024年3月16日の北陸新幹線延伸(敦賀~金沢)開業に合わせて、JR福井駅内に恐竜サブレの専門店がお目見えする。福井は「恐竜の町」として知られており、店では「福井を代表するお土産にしたい」と意気込んでいる。

米粉を使用、小麦粉のサブレよりもザクザクとした食感に

福井県内でスイーツ店や土産物店を展開するいのうえ株式会社はJR福井駅の駅ナカのショッピングモール「くるふ福井駅」に、恐竜サブレの専門店「恐竜菓子店」を3月16日にオープンする。

「恐竜菓子店」は恐竜王国・福井から、太古の時代のワクワク感をお客さんに感じてもらい、福井の新名物を生み出すことを目指したお菓子店だ。福井県産の米粉や天然塩を使用し、子供から大人まで安心して食べられる美味しさを追求した、としている。

「恐竜菓子店」のこだわりの一つは、新食感の三層になったサブレだ。恐竜時代の地層をイメージし、複層になったサブレを作れないかと試行錯誤を繰り返した。その結果完成したのが、日本で初めてだという3層構造のサブレ「トロワ・サブレ」だ。

「恐竜菓子店」のサブレは米どころ・福井の美味しい米粉を使用したグルテンフリーのサブレで、小麦粉のサブレに比べ、ザクザクとした食感に仕上がった一方で、ソフトで柔らかな食感も同時に味わうことができる。

そして、サブレだけでなく、缶に描かれたかわいい恐竜のデザインも注目すべき点だ。恐竜サブレ缶(大)(税込2490円)は、帽子をかぶり、泡立て器を持ったティラノサウルスが4匹並んでいる可愛らしいデザインとなっている。

恐竜サブレ缶(小)(税込980円)は、東尋坊プレシオ缶、福井駅ティラノ缶、勝山ステゴ缶、永平寺トリケラ缶と恐竜と福井の観光スポットをデザインした4種類のデザインとなっていて、福井土産やプレゼントにぴったりだ。

冷蔵品はお土産としては管理が難しく「常温商品を作りたい」

「恐竜菓子店」運営会社は13日のJ-CASTニュースの取材に対して、オープンの経緯について次のように説明した。

「弊社は母体が福井県の観光地、永平寺の門前での土産品販売です。今回、永平寺だるまぷりんというブランドを評価いただき、福井駅で出店させていただくことになったのですが、更に、範囲を広めて福井と言えばという、福井を象徴するお土産を作りたいと考えました。冷蔵品は、お土産品としては、管理の難しさを懸念されるお客様もいらっしゃるので、常温商品を作りたいとの思いで、開発しました」

また、サブレと缶のデザインに込められた思いを次のように語ってくれた。

「トロワ・サブレという特徴的な商品を開発しました。地層をイメージさせる多層のサブレを開発し、通常のクッキー缶と異なるような、これ1枚でインパクトのある商品です。また、恐竜のお菓子と言えば、今までは、子どもをターゲットとしたお菓子が多かったですが、今回のサブレ缶は、福井を代表するお土産にしたいとの思いで、ビジネスで来られたお客様、地元の方のギフト、観光に来られた老若男女全てのお客様にご購入いただけるようなブランドを目指しました」

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