防災ボトルで備え方学ぶ 水筒に懐中電灯や非常食 「かばんに入れる」

透明の水筒に懐中電灯や除菌シートなどを詰め込む参加者(宮津市浜町、市福祉・教育総合プラザ)

 外出中に被災した際に役立つ防災グッズを携帯する「防災ボトル」を作るイベントが、京都府宮津市浜町の市福祉・教育総合プラザであった。参加者は懐中電灯や非常食を水筒に詰め込み、普段の備えの大切さを学んだ。

 親子で防災意識を高めてもらおうと、第一生命福知山宮津出張オフィスが開いた。防災ボトルは警視庁災害対策課が2022年にX(旧ツイッター)で紹介し注目された。

 家族連れら20組が参加。同社社員が「自宅に防災グッズを備蓄していても、普段の外出時に持ち出す人は少ない」と指摘し、外出先での避難を想定して推奨する非常食と懐中電灯、乾電池、ばんそうこう、除菌シート、マスク、ビニール袋の計7点を水筒に詰めた。

 井口香オフィス長代理(43)は「助けを呼ぶためのホイッスルや小銭も入れておくとさらに良い。バッグや自動車の中に入れておくことが大切」とアドバイスを送った。加悦小1年の女児(7)は「持ち帰ったらかばんに入れたい」と話していた。

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