石灰の石や砂で盛り土され、耕作できない一関市内の農地16.3ヘクタールに違反転用の疑いがある白い農地問題で、市は14日、関係者に対する聞き取り調査結果を公表した。盛り土した施工業者が「鉱山で出た石灰砂れきの運搬と盛り土施工まで弊社にお願いしたいと依頼があった」と、盛り土に使われた石や砂の提供業者から工事を請け負ったことを明らかにし、所有者から無料で引き受けた工事費用も全て提供業者が負担したとした。
一方、提供業者の1社は「農地以外の林地などへの搬出を施工業者に依頼した」とし、発言内容は一部食い違いがある。