Wソックスがコペックをブルペンに配置転換 抑え起用の可能性も

日本時間3月15日、ホワイトソックスは昨季まで先発ローテーションの一角を担ってきたマイケル・コペックをブルペンに配置転換することを明らかにした。イーサン・カッツ投手コーチは「いい機会だ。我々のブルペンは必ずしもクローザーが固定されているわけではない。彼がクローザーになるとは限らないが、アグレッシブなアプローチとマインドセットを手に入れるのは本当にいいことだと思う」とコメント。高いポテンシャルを先発では開花させられなかったコペックだが、過去にはリリーフで結果を残したシーズンもあり、ブルペンの一員として飛躍を目指す。

現在27歳のコペックはメジャー4年目の昨季、30試合(うち27先発)に登板して自己最多の129回1/3を投げ、5勝12敗、防御率5.43、134奪三振を記録。5月と6月は防御率2点台をマークしたが、それ以外の月はすべて防御率6点台後半以上と安定感を欠き、特に後半戦は防御率8.10と大荒れだった。今年のオープン戦でも3試合に先発して防御率7.71と結果を残せず。ホワイトソックスはこのまま先発としてやっていくのは難しいと判断し、コペックの球威を生かすためにブルペンへの配置転換を決断した。

コペックはメジャー2年目の2021年に44試合(うち4先発)に登板して69回1/3を投げ、4勝3敗15ホールド、防御率3.50、103奪三振をマークしたことがある。この年はリリーバーとして高いポテンシャルを発揮し、奪三振率13.37を記録した。コペックは「(先発投手としての自分に)ガッカリしている。成功した時期もあったけれど、継続性がなさすぎた」と先発時代を回顧。「今は別の形で成功し、チームに貢献するチャンスがある」とブルペンへの配置転換を前向きに捉えているようだ。

ホワイトソックスはエース右腕ディラン・シースをトレードで放出し、コペックをブルペンに回したことによって、ただでさえ層が薄かった先発陣がさらに手薄に。開幕ローテーションはエリック・フェディ、クリス・フレクセン、マイケル・ソロカ、ギャレット・クローシェらが中心となるが、マイケル・ロレンゼンの獲得に興味を示していることが報じられており、自軍からFAとなったマイク・クレビンジャーと再契約する可能性も含め、シーズン開幕までに先発陣を再編することになりそうだ。

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