イタリアンチェーンのサイゼリヤが、2024年2月21日に春のグランドメニュー改定を行いました。なかでも注目は、「歯が黒くならない」と話題になったイカスミパスタ。ほか2品を加え、気になる3品を実食しました。
口周りや歯が真っ黒にならない!? 話題の「イカの墨入りセピアソース」
サイゼリヤには、以前から「イカの墨入りスパゲッティ」というメニューがありました。それがこの春、「イカの墨入りセピアソース」(500円)としてリニューアル!
真っ黒なイカスミ色から“セピア色”になりました。具材は以前と変わらず、大きくカットしたイカがたっぷりトッピングされています。
今回の変更の理由は、食べた後に歯が黒くなったり、唇に色味がついたりするのを緩和するためだとか。
たしかに、この「イカの墨入りセピアソース」の色味なら、あまり心配せずに食べられそうですね。
色が薄くなったからといって味が薄くなることはなく、魚介の濃厚なうまみやイカの風味をしっかりと感じられます。イカのぷりぷりとした歯ごたえも楽しい一品。
ちなみに食事中と食後に確認しましたが、イカスミで口周りが汚れたり、歯や唇にイカスミがついて取れないということはありませんでした! これなら次の予定を気にせず食べることができそうです。
具材たっぷりで満足感アリ◎「きのことほうれん草のクリームスパゲッティ」
「きのことほうれん草のクリームスパゲッティ」(600円)は、ホワイトソースを使った特製ソースをからめたスパゲッティ。
具材はたっぷり入っていて、ブラックペッパーと粉チーズが良いアクセントになっています。
見た目はカルボナーラを思わせるホワイトソースですが、どちらかというとスープ系。わりとさっぱりしていて食べやすい一品でした。
ベーコンときのこのうまみ、粉チーズのコクを楽しめて、野菜をたくさん食べているという満足感も◎。
通常のペンネとどう違う?「ペンネアラビアータ(全粒粉)」
今回のメニュー改定では、全粒粉パスタが登場したこともトピックの1つ。「ペンネアラビアータ(全粒粉)」(430円)は、人気メニュー「ペンネアラビアータ」の全粒粉バージョンです。
小麦をまるごと挽いて作る全粒粉は、小麦感が強く、食べにくい印象を持つ人もいるでしょう。しかしこのペンネはまったくクセがなくておいしい!
にんにくやトマトの味わいが濃厚なので気にならないのかもしれません。硬さも通常のペンネと変わりなく、言われなければ全粒粉とは気づかなそうです。
通常の小麦粉と比べて食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養が豊富に含まれている全粒粉。食べやすいので健康志向の人でなくても一度、試してみる価値アリです。
このほか「イタリア野菜のトマトスパゲッティ」(540円)と、「エビとタラコのクリームグラタン(全粒粉)」(430円)が今回のメニュー改定で新たに加わりました。パスタが充実した春のサイゼリヤ。気になるものがあったら、チェックしてみてくださいね。
(ライター/富士みやこ)
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