サンドウィッチマンが究極の塩ラーメンに感動! 2人が“やり過ぎ”なこと、“極めたい”ものとは?

NHK総合では3月17日に「激突めしあがれ 〜自作ラーメンの極み〜」(午後6:05)を放送。オンエアを目前に控え、MCを務めるサンドウィッチマン伊達みきお富澤たけし)がオンラインでの取材会に出席し、見どころなどを語った。

時間もコストも気にせず、アマチュアによる自由な発想で作られる“自作ラーメン”が、今、ラーメン界のムーブメントとなっている。「激突めしあがれ 〜自作ラーメンの極み〜」では、そんな“自作ラーメン”の猛者(もさ)たちを全国から募集し、頂上決戦を開催。厳正な書類審査や準決勝を経て勝ち上がった、本業を抱えながら最高の1杯を目指すファイナリスト3人が決勝戦で激突する。ラーメンに魅せられた面々が作り上げた渾身(こんしん)の1杯を、“伝説の家政婦”タサン志麻氏、“フレンチの巨匠”谷昇氏、“ラーメン職人・経営者”前島司氏が審査し、優勝者を決定。なお、ナレーションは津田健次郎が務める。

伊達は、番組について「本当にプロのラーメン屋さんが嫉妬するようなラーメンを素人が作り上げています。プロではないからこそ、自由に、おいしいラーメンを追求できる。どのラーメンも冗談抜きでおいしかったです。ただこれがもうどこでも食べられないんだと思うと、ちょっと寂しくなりました。ラーメン嫌いな人は日本にはいないと思うので、夕方の放送ですし、絶対にラーメンを食べたくなると思います。それを覚悟して見てください」とコメント。富澤も「ラーメン好きだけでなく、各自が背負うストーリーを通じて、ラーメン嫌いも楽しめる内容になっています」と加えた。

番組では、「塩ラーメン」をテーマに三者三様のラーメンが完成。

伊達は「これをだしに使うんだとか、聞いたことのない食材を使った普段食べるラーメンとは別ものの究極のラーメンでした。本当においしくて、『これ、お店で出したらどれぐらいするんだろうな』って。5000、6000円するんじゃないかというぐらいの貴重な食材を使っているラーメンがたくさんありました」と、自作ラーメンの高いクオリティーに驚いた様子。

一方で、富澤は「遠心分離機みたいな器具を使った、きりたんぽ鍋風のラーメンが登場しますが、きりたんぽ鍋に普段から親しみがあるので、それでラーメンを作ってくるんだと印象に残りました」と、特別な器具やアイデアを取り入れたラーメン作りを伝えた。

番組の内容にちなんで、2人が「趣味が高じてやり過ぎだなと思うこと」に質問が及ぶと、ファンである楽天イーグルスに関する趣味を明かした伊達は、「引退した選手のユニフォームとか、引退しそうな選手のユニフォームを買うんですが、それがことごとく命中してますね。『いつ着るの?』ってかみさんに言われますが、着ないんですよ。『置く場所がない』って、相当言われてます。たまには見ながらにやにやしたり、買った時のテンションに戻りますね。封を開けていないユニフォームが5着ぐらいはあります」とコメント。

富澤も自身の趣味に触れ、「僕はゲームが好きで、ゲーム実況のYouTubeをやってるんですが、100人ぐらいしか見てくれません。(伊達に『やめちまえ! いつまでやってるんだ(笑)』とツッコまれるも)でも見つかりたくないので、ひっそりと今の状態をキープしていきたいなと思ってます」と強がった。

さらに、番組では、ラーメン作りに使う機材を購入するために、美容院代を節約するエピソードが登場。2人が何かを我慢して手に入れたものがあるかを尋ねられると、伊達は「子どもの頃は、クリスマスや誕生日に、その時は何もいらないから、合わせて二つ分買ってとお願いしたことはありましたね。今でも朝と昼を我慢して、夜ケンタッキー食べるとかそういうことは自分でやってますけど(笑)。そうするとものすごく食べちゃうんですよ。でも、よく考えたら昼も食べてたりするんですけどね」と、笑いを交えながら紹介。

富澤は、子どもの頃に手に入れられなかったおもちゃについて触れ、「子どもの頃、我慢していたおもちゃを最近買いました。グレートマジンガーの超合金です。マジンガーZは買ってもらえたんですが、グレートマジンガーは買ってもらえなくて。ずっと心のどっかにあって買っちゃいました」と、幼い頃の夢をかなえた話を披露。「今は、家のテレビのみんなが見えるところに置いていますが、どけてくれって言われてます」と、家族間のやりとりも明かした。

また、次の放送があれば取り上げたいメニューに関して、伊達は「いろいろな種類のものが作れるなと考えた時にチャーハンですね。具材を3種類しか使っちゃいけないとか、そういう縛りがあっても面白いのかな」、富澤は「今回の収録がすごい長かったんすよ。だから次は、究極の卵かけご飯とかシンプルなものがいいなと思いました。でも僕ら宮城米しか食べられないんですけど(笑)」と、それぞれシンプルでありながら奥深いメニューを希望。

もしも自分でラーメンを作るとしたら、「スープにこだわりたい」という伊達。「ラーメンって麺を大事にするか、スープを大事にするかだと思いますが、自分で家で作るとしたら、煮干しとかたっぷり煮込んで、煮干しのスープとか作ってみたいですね」とスープ作りへの興味を示す。対する富沢は「僕はネギをこだわりたい」と言い、「スープとか麺ってこだわり出したら無限なんで。でもネギだったらどっかにゴールがあると思うので」と理由を述べた。

2人がこだわりがある料理の話題も。伊達は「僕はお好み焼きを作るのが好きで、富澤と同居していた頃、仙台から上京して10年間ぐらい、結構な頻度でお好み焼きを作りましたね。粉を多めにするとか、少なめにするとか、キャベツの切り方とか、中にお餅を入れたり、チーズを入れたり。お好み焼き勝負だったら負けないですね」と自信を見せる。富澤は「料理は最近あまりしませんが、たまに子どもがリクエストしてきて、フレンチトーストとか作ったりしますね」と、家族のために料理をすることもあると語った。

そして、“極めたいもの”を問われると、伊達は「楽天イーグルスが今年で20周年。僕らは20周年のアンバサダーも担っているので、パ・リーグを極める! 優勝したいです!」と願いを込める。一方の富澤は「クリームソーダを極めたい。緑だけじゃなくて、青や透明もあったりして面白いですよ。いろいろあるので、極めていきたいですね」と発言。伊達に「確かにロケ先でもいつもクリームソーダを頼んでいるけど…。50歳のおっさんが言うことじゃないな(笑)」とツッコまれていた。

番組では、応援に駆けつけたファイナリストとその家族や仲間の、心温まるやりとりも見どころの一つ。伊達は「お父さんのラーメン作りを『かっこいい!』と応援している子どものたちの姿にグッときました」、富澤も「優勝したらお小遣いアップという夫婦のやりとりを見て、自然と頑張れっていう気持ちになりましたね」と、ほっこりした気分も味わえる番組であることをアピールした。

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