上海ディズニーの新商品、8時間並んだのに品切れ=「解決せよ!」の大合唱で現場は騒然―中国

上海ディズニーランドで新発売されたグッズをめぐり、現場が一時騒然となったようだ。

上海ディズニーランドで新発売されたグッズをめぐり、現場が一時騒然となったようだ。中国メディアの都市快報が14日に報じた。

記事によると、ここ数日、上海ディズニーランドのグッズショップが大混雑しており、SNSには来園客が長蛇の列を作っている写真もアップされている。目当ては先日新しくラインナップに加わったクッキーアンのリュックサックなど3種類のバッグだった。

あるネットユーザーは「7時間半並んでようやくショップに入れた!」と投稿した。中にはダフ屋とみられる人々が同じ商品を大量に袋に入れている写真を投稿するユーザーもいた。フリマサイトにもすでに出品されており、店頭販売価格399元(約8200円)のクッキーアンのリュックサックには500元(約1万300円)ほどの値が付けられていた。

品切れにより購入できない人も相次いだ。SNS上には「8時間並んだのに買えなかった」「朝9時から1日じゅう並んだのに品切れだって!クッキーアンのリュックとダッフィーのポーチも全部なかった。どうすればいいのよ」とのコメントが投稿されている。

現場にいた人は「スタッフが『在庫』を基準に5つのエリアに分けて客を並ばせて、それからずっと並んでいた。『在庫』がどのくらいあるのかこちらは全く分からず。午後3~4時になって『クッキーアンのリュックとダッフィーのポーチは売り切れました』って。聞いたら購入できたのは9時25分までに並んでいた人までだった」と説明した。

そして、「スタッフはショップに入る人の数をカウンターで計測していたし、1人2つまでという購入制限もあった。スタッフは在庫を把握していたはずで、なぜ売り切れることを早く教えてくれなかったのか!?1日が無駄になった!」と憤った。

現場では混乱も起きたようだ。13日に撮影された映像には、購入できなかったと見られる大勢の客が「(問題を)解決せよ!解決せよ!」と合唱したり、一部の客がショップに無理やり入ろうとしたりする様子が映っている。

上海ディズニーリゾートは「在庫が限られているため、キャストは列に並んでいるゲストに購入できる保証はないと呼び掛けていた」とした上で、「運営を最適化し、より多くのゲストが商品を購入できるようにする」と説明。また、「注意事項とキャストの指示を守るようにしてほしい」と呼び掛けたほか、ダフ屋の取り締まりを徹底することも表明した。(翻訳・編集/北田)

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