都内の路線バスで初 自転車を乗せられるサイクルバス運行へ

都内の路線バスで初めて、自転車を乗せられるバスの運行が3月16日から青梅市内で始まります。運行に先駆けて、3月14日にデモンストレーションが行われました。

記者:「こちら都内を走る一般的なバスですが、前を見ると自転車を載せることができるようになっている」

東京都は青梅市内の路線バスで、自転車を乗せられるサイクルバスを3月16日から試験的に運行します。

バスの車両の前の部分に自転車を2台、搭載できるラックが装着されていて、乗客が自分で自転車をラックに設置する仕組みです。利用は先着順で、乗車運賃を支払えば、自転車分の料金はかかりません。3月16日から毎週、土曜日と日曜日に青梅駅と御嶽駅を巡回するルートを走る計画で、運営する東京都は多摩地域の観光の起爆剤になることを期待しています。

東京都交通局 梅原健一課長代理:「青梅・奥多摩はよいところがたくさんあるので、バスと自転車を両方使っていただいて、大いに楽しんでいただければ」

試験運行の期間は未定で、自転車の搭載にかかる時間や利用者数の需要などを、確認していく方針です。

自転車の安全面について、東京都の担当者によりますと「今回、設置されたサイクルラックは、国内でも様々なところで使われていて、固定するレバーもあるので安心して利用してほしい」ということです。また、タイヤの太さやサイズによっては搭載できない自転車もあるということですので、利用を考えている人は事前に東京都のホームページで確認してください。

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