【3/17(日)限定営業】おいしい処 HITOYASUMI 〜 かも川手延素麺で作る「にゅうめん」で春の訪れを感じて

春が近づいて来て、倉敷美観地区にも観光客が多くなってきました。

町歩きが中心の観光地なので、一休みと思っても中心部のお店はどこも行列かもしれません。

そのようなときに知っておきたい、3月17日(日)だけ営業するお店「おいしい処 HITOYASUMI」を紹介します。

「おいしい処 HITOYASUMI」とは

名倉邸(2023年3月3日の取材時はカフェ営業中)

倉敷美観地区の東部「東町」と呼ばれるエリアに、「名倉邸」という場所があります。

2022年までは、倉敷市中心部の町家の調査・再生・利活用を手がける「NPO法人倉敷町家トラスト」の事務所として使われていた場所で、2023年秋からシェアスペースとして解放されています。

ワークショップ・飲食店などさまざまな目的で利用できるそうで、取材時(2023年3月3日)も1日限定のカフェとして使われていました。

名倉邸で2023年3月17日だけ営業するお店が、「おいしい処 HITOYASUMI(一休み)」です。

メニューは「さくらにゅうめん」のみ

提供されるメニューは以下のとおりです。

  • さくらにゅうめん:500円(税込)
  • おにぎり・にんにく味噌セット:650円(税込)
  • ドリンク:200円(税込)

基本的には「さくらにゅうめん(温かいそうめん)」のみ。

岡山県浅口市にある、かも川手延素麺株式会社の「かも川 一番のばし手延そうめん」を使用するそうです。

おにぎりは自家製のお米「きぬむすめ」を使います。

1日限定のお店「おいしい処 HITOYASUMI」を運営するのは、岡山県浅口市在住の藤澤奈美恵(ふじさわ なみえ)さん。

なぜ1日限定なのか、なぜそうめんなのかを聞きました。

運営者インタビュー

左:藤澤奈美恵さん 右:宰相夕佳さん

運営する藤澤奈美恵さん、当日お手伝いをする予定の宰相夕佳(さいしょう ゆか)さんに話を聞きました。

──なぜ1日限定のお店をオープンすることになったのですか?

藤澤(敬称略)──

私は今私立の中学高等学校で美術の教員をしています。

教員をしながら、公民館で美術のワークショップなどを長年開催していますが、昔から飲食店をするのが夢だったんです。

そう思っていたときに、以前教員としてもお世話になっていた今田先生(名倉邸のオーナー今田尚登さん)に「何かやってみないか」と声をかけてもらいました。

やりたいことと後押しが一致したので、チャレンジすることにしました。

──なぜ「そうめん」を選んだのですか?

藤澤──

せっかく飲食店をするなら、私が本当においしいと思っているものをご提供しようと思いました。それで決めたのが「かも川手延素麺」です。

かも川手延素麺は浅口の会社で、私も浅口に住んでいるので、お店にはお客さんとして通っていましたが、会社としての接点はありませんでした。

ただ、知り合いを通じて紹介してもらって、「かも川手延素麺のそうめんを使ってお店を出したいんだ」という話をして了承いただけたんです。

なので、当日は特注の「ピンクに染めたそうめん」を用意してもらえたので、春らしくいれようかなと思っています。

──「HITOYASUMI(ひとやすみ)」という名前の由来は?

藤澤──

これからやっていきたいことを考えたときに、今回のような飲食店もそうですし、ワークショップなどいろいろ使える名前にしようと思いました。

ここに来たら心がやすまって、ホッと安心できるような場所を提供したいなと思っています。

──宰相さんは、なぜ関わることになったのですか?

宰相(敬称略)──

職場が一緒で、食事など楽しいことに誘ってもらっていたんです。

それでお店を出すという話を聞いたので、お手伝いすることにしました。

──読者にメッセージをお願いします。

藤澤──

とにかく私が食べておいしいと思うものをそろえました。

倉敷の町に合った雰囲気で営業しようと思いますので、1日限りですがお越しいただけるとうれしいです。

おわりに

多くの観光客が足を運ぶ倉敷美観地区には、たくさんのお店があります。

しかし観光客だけなく、そこに暮らす人・通う人がいるからこそ、倉敷美観地区でチャレンジができるのだと思います。

倉敷美観地区から始まる、新たな取り組みを応援したいと思いました。

3月17日(日)に美観地区に行く予定があるかたは、ぜひ足を運んでみてください。

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