64歳になり老齢年金を受けながら仕事をしています。給料は350万円ほどです。確定申告は必要ですか?

年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。今回は、確定申告の有無について専門家が回答します。

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。 今回は、確定申告の有無について編集部が設定したケースに専門家が回答します。

Q:老齢年金を受けながら、給料350万円ほどで働いています。確定申告は必要ですか?

●今回は編集部が設定した以下のケースに専門家が回答します。 「64歳になり、老齢年金を受けながら仕事をしています。給料は350万円ほどです。確定申告は必要?」

A:一般的には年収75万円を超えた場合、確定申告が必要になります

老齢年金をもらいながら給与所得がある場合には、確定申告が必要か、必要でないかを判断する必要があります。 ■年金収入以外の収入(所得)があり、確定申告が不要(「確定申告不要制度」)の人 ・老齢年金額支給金額:年間400万円以下 ・年金以外の収入(給与収入など)があり、年金以外の所得:年間20万円以下 ※給与所得が20万円以下というのは、年収にすると75万円以下(20万円+給与所得控除55万円)となります。 年金が400万円以下であっても、給与の年収が75万円を超える場合には、確定申告が必要となります。 今回のケースでは、給料が350万ほどとのことですので、確定申告が必要になります。 詳細についてはお近くの税務署に問い合わせることをおすすめします。 監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー) (文:All About 編集部)

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