入院中の子どもたちが水族館をオンライン見学

オンライン見学会の様子

長期入院や治療が必要な子どもとその家族を支援するNPO法人未来ISSEY(香川県丸亀市)は3月12日、遠隔ロボットを使った水族館のオンライン見学会を今年も開催しました。

未来ISSEYでは遠隔操作のできる交流支援ロボットの貸し出しを行っており、今回、香川大学との包括連携協定の取り組みの一つとして見学会を実施しました。香川大学医学部附属病院(三木町)、四国こどもとおとなの医療センター(善通寺市)、かがわ総合リハビリテーション病院(高松市)に入院中の子どもたちが病院からロボットを操作して水族館内の見たい所を見学しました。

また未来ISSEYのスタッフと、未来ISSEYの学生ボランティア「グッドブラザー」として参加した学生たちが、水族館側でロボット移動のサポートを行ったのに加え、クイズ・ミニチャレンジを企画し、子どもたちは、まるで実際に訪れたかのように楽しんでいました。

交流支援ロボットを使った水族館見学会は今回で3回目の実施となり、今後も定期的に実施していく予定です。

(※)未来ISSEYは慢性的な疾患をもち、長期入院や治療が必要な子どもとその家族を支援する団体です。突然経験することになった病気、治療に対する不安や負担、生活や心理的なことなど困難を負う子どもとその家族を、過去に同様の経験をした人材、教育や医療系の学生ボランティア、有資格者などがそれぞれの立場からできるサポートを行っています。

クイズなども行われました

(文/ヘルスケア・マネジメント.com)

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