メッツとJ・D・マルティネスがお互いに興味を示す 米記者報道

確固たる指名打者が不在のメッツは、オフシーズンを通じてJ・D・マルティネスを獲得するチームの有力候補に挙げられている。そんななか、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、メッツとマルティネスは現在も話し合いを継続しており、双方が興味を示している状況だという。ヘイマン記者は「メッツのスティーブ・コーエン・オーナーはマルティネスと本格的な契約交渉を行うことにゴーサインを出したようだ」と報じており、マルティネス獲得に向けた動きが一気に加速していくかもしれない。

現在36歳のマルティネスはメジャー13年間で通算315本塁打、1002打点を記録し、打点王1度、オールスター・ゲーム選出6度、シルバースラッガー賞3度などの実績を持つ強打者。レッドソックス時代の2018年にはワールドシリーズ制覇も経験した。ドジャースと1年契約を結んだ昨季は113試合に出場して打率.271、33本塁打、103打点、OPS.893をマーク。4年ぶりに30本塁打&100打点をクリアし、強打健在をアピールした。

今季のメッツは複数の選手を指名打者として併用していくプランであり、右打者のマーク・ビエントスと左打者のDJ・スチュワート(もしくはチェ・ジマン)のプラトーンがメインとなる見込み。また、シーズンを通じて現在35歳のスターリング・マルテのコンディションを良好に保つために、定期的に指名打者として起用する構想があるようだ。もちろん、メッツがマルティネスを獲得した場合は、マルティネスが指名打者のスポットをほぼ独占することになるだろう。

なお、マルティネスに対しては、エンゼルスとマーリンズも興味を示していることが報じられている。エンゼルスも今季は複数の選手を指名打者として併用していく方針だが、大谷翔平の穴を埋める強打者を獲得できていないため、マルティネスに興味を指名しているようだ。マーリンズもホルヘ・ソレアに代わる強打者が不在という状況。ただし、こちらもアビサイル・ガルシアを中心に、複数の選手を併用するプランのため、マルティネス獲得の優先度はそれほど高くないとみられている。

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