3等陸曹、複数の同僚から現金など盗む 陸士長は隊員の上半身を殴りけが負わす 姫路駐屯地で2人処分

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 同僚から現金や私物を盗んだとして、陸上自衛隊姫路駐屯地(兵庫県姫路市峰南町)は15日、第3特科隊に所属する20代の男性3等陸曹を懲戒免職処分にしたと発表した。また、同僚に全治2週間のけがを負わせた同隊の男性陸士長(23)も停職3カ月とした。処分はいずれも同日付。

 同駐屯地によると、3等陸曹は2023年9月22~24日、同駐屯地内で複数の同僚の財布などから現金や私物計4万4千円相当を盗んだとみられる。内部調査に「生活費のために盗んだ」などと説明した。

 陸士長は同11月15日午後10時55分ごろ、同駐屯地内の居室で男性隊員の上半身を複数回殴り、けがを負わせた。調査に「男性隊員を指導中、態度に不満を感じて殴ってしまった」などと話しているという。

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