岸田文雄首相は15日の参院予算委員会で、露出の多い衣装の女性ダンサーを招いた自民党和歌山県連主催の会合に関し「誠に不適切で遺憾だ」と語った。「党としての対応が問われている」と述べ、党組織運動本部で関係者の聴取と事実確認を徹底する考えを示した。
首相は「写真、映像を通じて状況を把握している」と説明。党青年局の一員として会合に参加し、役職を辞任した藤原崇、中曽根康隆両衆院議員を処分するかどうかを問われ「実態を把握した上で判断する」とした。
会合の費用を巡っては「政党助成金は使われていないと確認している」と述べた。