トルコとイラクが安保会議、クルド労働党対策など協議

[アンカラ/バグダッド 14日 ロイター] - トルコとイラク政府高官は14日、イラクの首都バグダッドで安全保障会合を開き、非合法武装組織クルド労働党(PKK)への対策などについて協議した。イラク外務省が発表した。

トルコ政府がイラク北部の山岳地帯を拠点とするPKKへの対策を強化し、国境を超えて作戦を展開する中、両国の関係はここ数年揺れ動いている。

イラクは、トルコが同国の主権を侵害していると批判。トルコは自国を守るためと主張し、PKKに対して新たな越境作戦を展開する可能性があると警告している。

イラク外務省の声明によると、トルコのフィダン外相やギュレル国防相らがイラクのフセイン外相や治安当局トップと会談した。

声明によると、イラク国家安全保障会議がPKKを「イラクにおける禁止組織」と判断したことをトルコ政府は歓迎したという。

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