大さじ2分の1、何分目まで入れる? 正解に「ずっと間違ってた…」

※写真はイメージ

調味料などの分量を計るのには欠かせない、大さじ・小さじなどの計量スプーン。

1杯ぶんなら簡単に計れますが、時折『大さじ2分の1』などと表記されていることもあります。 計量スプーンで細かい量まで正確に計るためにはどうしたらいいのか、東京ガスの暮らし情報メディア『ウチコト』からご紹介します。

調味料など少量を計る時に使う計量スプーン

料理に少量使う調味料や材料を計る時に使う計量スプーンは、大さじと小さじの2種類に分かれていることが多いです。小さじは5㎖、大さじは15㎖のサイズです。

材質はステンレスやプラスチックなどが主ですが、何にでも使えて安心感があり、衛生的なのはステンレス製の計量スプーンです。

また、ステンレス製の計量スプーンは丈夫で長持ちするのもメリット。 すり切り用のヘラがセットになっているものやスプーン内に目盛りが付いているタイプのものを選ぶとより便利です。

計量スプーンで2分の1を計る方法

目盛りの付いている計量スプーンなら1杯ぶんだけではなく2分の1量を計るのも簡単ですが、なかには目盛りが付いていない計量スプーンもあります。

液体と粉もの、それぞれの正確な計り方を確認していきましょう。

液体の計り方

〈1杯〉

表面張力で液体が盛り上っている状態ではかります。

〈2分の1杯〉

スプーンの7分目を目安にします。

〈3分の1杯〉

スプーンの半分位を目安にします。

大さじ2分の1と聞くと大さじのちょうど半分を目安にしがちですが、実はそれでは3分の1杯ほどの量にしかなりません。大さじ1の半分は大さじの7分目ほどまでの量、と覚えておきましょう。

また1杯ぶんの計り方も、表面張力で液体が盛り上がる程度までたっぷり入れるとは知らなかったという人も多いのではないでしょうか。

粉ものの計り方

〈1杯強(または弱)〉

すり切らず、気持ち1杯よりも多い(少ない)程度にします。

〈1杯〉

かたよりのない所をふんわりとすくい、へらを直角より少し傾けて、すりきります。

※へらは竹串や厚紙で代用できます。

〈2分の1杯〉

1杯の要領ですりきり、ヘラを真ん中で立ててはらいます。

〈3分の1杯〉

ヘラで放射状に3等分し、3分の2をはらいます。

粉ものを計量スプーンで計る時には、しっかりすりきりちょうど1杯ぶんにするのがポイント。

2分の1量の時も同様で、液体を計る時とは違いちょうどスプーンの半分になるようヘラなどを使って調整します。 小さな計量スプーンのちょうど半分に調整するのは難しいかもしれませんが、レシピを正しく再現するのが料理をおいしくつくるコツの1つでもあります。

液体と粉もの、双方の正しい計り方を身につけて、料理をもっと楽しく、おいしくつくりましょう。


[文・構成/grape編集部]


出典

ウチコト(東京ガス)

© 株式会社グレイプ