あなたのその高血圧は運動不足にあり?知っておきたいあなたの血圧タイプとは?【1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法】

フィジカルタイプの高血圧

フィジカルな理由で血圧が上がるのは、私は大きく3つの要因が絡んでいると考えます。まずは、筋肉の柔軟性や筋力そのものが失われること。使われない筋肉は柔軟性を失って硬直していきます。体を動かす機会の少ない人、運動不足の人の筋肉はガチガチに硬くなり、その周囲を走る血管が圧迫されて血液の流れを悪くします。

意外かもしれませんが、血管(動脈・静脈)を構成しているのは筋肉です。血流に応じて平滑筋と呼ばれる筋肉が収縮と弛緩を繰り返すことで血液を押し流し、スムーズな血流を維持しています。しかし、血管がまわりの筋肉から押しつぶされていては、血管が収縮したままで、血液の流れにくい状態になります。血行が悪くなると、脳から心臓のポンプ力を上げる指示が出るため、おのずと血圧は上昇傾向になるわけです。

心肺機能の低下も血圧を上げる要因です。肺の機能が衰えると、1回の呼吸で入る空気の量が少なくなります。そうなると脳や全身に送られる酸素が不足気味になるため、心臓が心拍数を上げてフォローする結果、血圧が上昇するのです。

ここに挙げた要因は、主に運動不足や心肺機能の低下が引き起こすもの。体を動かすことで3つの因子を一気に改善できます。運動習慣が高血圧対策のカギになることを覚えておいてください。

出典:『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』

【書誌情報】
『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』
監修:加藤 雅俊

いまや現代病とも言われ、高血圧患者はおよそ4300万人いるとも言われています。血圧は健康診断などで指摘されても、すぐに病気になったり状が現れるわけではないため、放置したり、降圧剤を飲んで数値を改善している人も多いのではないでしょうか。降圧剤に関しては数値が下がっても飲まないと元に戻ってしまったり、予防としても一生涯飲み続けることになる場合が多く、医療費がかかったり、通院にはそれなりの時間もかかります。そんな高血圧に悩む人たちに向けて、本書では血圧本で数々のベストセラーを出している著者による、“薬いらず”“減塩なし”で、誰でも簡単にできる血圧がみるみる下がっていく“最強1週間プログラム”を紹介します。血圧が高くなる原因には『身体』と『心』の二つがあるため、まずは自分の血圧はどちらが原因で高くなっているのか簡易チェック!その上で、肺から血圧にアプローチする『胸郭ストレッチ』、押すだけで10以上下がる『降圧ツボ』、心も体も整う『加藤式呼吸法』など、時間もかからず誰でも即できるのに、驚くほど効果がある方法を毎日取り入れやすい1週間プログラムにして紹介します。さらに一回下がっても元に戻らないために、しっかり正常な血圧を維持していくプログラムも紹介。 高血圧で薬をやめたい方、薬を飲むか迷っている方、減塩せずに食事を楽しみたい方など、高血圧に悩んでいる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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