池ポチャ直後の処置で議論? マキロイが10バーディで首位発進

18番で池に入れたショットについて話すマキロイ(右)とスピース(Brian Spurlock/Icon Sportswire via Getty Images)

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 初日(14日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ・スタジアムコース(フロリダ州)◇7252yd(パー72)

5年ぶりの大会制覇を目指すロリー・マキロイ(北アイルランド)が序盤8ホールで6バーディを奪うチャージから、首位発進に成功した。10バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「65」。7アンダーでザンダー・シャウフェレ、ウィンダム・クラークと並んで滑り出した。

開始10番で1.5mのチャンスを生かしたところから3連続バーディ発進。6つスコアを伸ばした直後の18番でティショットを左サイドの池に入れたが、ボギーでしのいだ。「グリーンを狙うショットはここ最近で最高の一日だった」というプレー。前週の「アーノルド・パーマー招待」最終日は8位から「76」を喫して21位。うっ憤を晴らすような好スタートを決めた。

会心のラウンドの最中、ペナルティエリアに入った球の処置で競技委員を呼び、同伴競技者と長く議論するシーンがあった。後半7番、ティショットが左の池方向に飛び、ふちギリギリの地面で弾んで水に消えた。赤い境界線を越えて池に入ったと判断したマキロイは、ピンまで残り225yd地点から罰打を加えて3打目を打とうと考えたが、同組のビクトル・ホブラン(ノルウェー)とジョーダン・スピースから「越えたかどうか見えなかった」と別の見解を示された。

赤線を越えていなければ、200yd以上後方にドロップ、またはティイングエリアから打ち直す必要があった。マキロイは2人に「正しいことをしたい」と確認を急いだが、実際の瞬間のテレビの映像がなく、約8分間に及ぶ議論の末に、最初に選んだ地点で処置を行い、罰打を加えてプレーを再開。ダブルボギーで同ホールを終えた。

ホールアウト後、マキロイは「僕は自分を最も正直なゴルファーのひとりだと思っている。悪いことをしたと感じていたら、自分の良心に悪影響を与える。誤ったことをしたら、自分に返ってくると思っている」と自身の正当性に胸を張った。ホブランとスピースの反応についても納得し、「彼らは僕が正しいことをしようと考えていることを、確かめたかったんだ」と話した。

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