横浜市立市民病院、自動運転モビリティ「ウィル」導入

タッチパネル操作で目的地まで移動することが可能です

WHILL株式会社(東京都品川区)は、4月1日より横浜市立市民病院(横浜市)に「WHILL自動運転サービス」を行う自動運転モビリティWHILL(ウィル)が導入されることを発表しました。

高齢化が進展し、医療・介護サービスの需要が益々増大していく中、横浜市立市民病院ではより高度で先進的な医療の提供強化を進めており、その一環として今回のWHILL自動運転サービスの導入に至りました。

WHILL自動運転サービスは現在、慶應義塾大学病院や熊本中央病院で導入されているほか、羽田空港など国内外の空港でも活用が広がっていますが、公立病院での導入は初ということです。

自動運転モビリティのウィルを使ってタッチパネル操作で目的地まで移動することが可能です。病院内で手動車椅子を借りる人、⻑距離歩行や足腰に不安のある人などを含め外来受診に来られる患者に対し、誰もが利用できる移動サービスを提供することにより、院内の快適な移動環境を整えていくとのことです。

導入台数は1台。導入エリアは1階外来フロアで、走行ルートはWHILLステーション(乗り場)のある正面玄関前から、採血室やエレベーターホール前、外来診察室などへの目的地。降車後は、無人運転により元の場所まで返却されます。
運用時間は、年末年始と祝日を除く平日10時から15時までとなります。

(※)WHILL社は、2012年5月に日本で創業し、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションとして、20以上の国と地域で近距離移動のプロダクトとサービスを展開しています。主な事業は、高いデザイン性や操作性などが特徴の近距離モビリティ ウィルの開発・販売、およびウィルを活用して気軽な移動体験を提供するモビリティサービス(法人レンタル/自動運転)です。

自動運転モビリティWHILL(ウィル)

(文/ヘルスケア・マネジメント.com)

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