中国商務部、米国の一方的な保護貿易主義に断固反対

中国商務部の何亜東報道官は14日の記者会見で、中国はWTOのルールを無視した一方的な保護貿易主義の行為に断固反対すると表明しました。写真はニューヨーク。

バイデン米大統領はSNSへの投稿で、中国の商業造船業界向けの補助金に対するいくつかの労働組合組織の請願を検討すると表明しました。中国商務部の何亜東報道官は同件について14日の記者会見で、中国はWTOのルールを無視した一方的な保護貿易主義の行為に断固反対すると表明しました。

何報道官は「米国の関係組織による中国に対する非難は全く成り立たない。多くの報告書が、米国の造船業界の衰退の主たる原因は過保護と指摘してきた。中国の造船業の発展は、企業が科学技術のイノベーションを強化し、ハイエンド化、スマート化、グリーン化を加速させたことによるものだ。米国は自国の産業発展の問題を中国のせいにしているが、事実による裏付けが欠落している」と述べました。

何報道官はさらに、「ここで強調したいのは、米通商法301条は典型的な一国主義的措置であり、WTOの基本原則に違反し、多国間ルールを公然と無視し、破壊するものということだ。米側がこれまでに発動した対中301条措置はすでに、WTOのルールに違反すると裁定されている」と指摘し、「米国には、慎重に意思決定して同じ轍(てつ)を踏まないことを希望する。中国は事態の進展を注視し、あらゆる必要な措置を講じて自国の合法的権益を断固として守る」と述べました。(提供/CRI)

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