全国初受賞!上海メディア主催「世界で最も美しいまちコンテスト」で評価された島根県雲南市の魅力ダイジェスト

古からの暮らしが息づく雲南市への旅

ローカルへの旅が注目されていますが、なかでも島根県出雲市の南側にある雲南市は、出雲神話の舞台とされる斐伊川(斐伊川)の源流に近い’出雲の源’とも呼ばれる場所。四季折々の自然と赤い石州瓦の町並みが美しく、松江や出雲からも近いことから島根通の人たちが訪れる場所のひとつです。この度受賞した「国際最も美しいまち賞」では、日本らしい里山の景観が美しいこと、昔からの食文化が受け継がれていることなどが高い評価を受けました。

今回は島根県東部の玄関口、出雲縁結び空港から車で雲南市へ向かいます。1泊2日の雲南市の旅へ、一緒に出かけましょう!

1日目 directions_car_filled 出雲縁結び空港に到着した後、雲南市に向かうにはレンタカーがおすすめ。レンタカーは必ず事前に予約を。取り扱いレンタカー会社についての詳細は出雲縁結び空港の公式サイト(よくある質問|出雲縁結び空港 (izumo-airport.co.jp))からご確認ください。

出雲縁結び空港から島根県雲南市の中心部までは、国道54号を走るとおよそ20分で到着します。最初のスポット「須我神社」まではおよそ40分。(途中、コンビニやスーパーが数軒あります。)

[place_master_id=13430 DescriptionChange="{日本初之宮といわれる。ヤマタノオロチ退治神話のクライマックスでスサノオノミコトが稲田姫と結婚し、新居を築いた場所だと伝わる神社です。縁切り、縁結び、子授けにご利益があるといわれています。}" show_photos embed]

directions_car_filled 島根観光のスタートはこの場所から!清々しい空気の中で旅の安全と良いご縁とのめぐりあわせを願いましょう!社務所には氏子さんたちが毎日交代でお勤めされています。ぜひ声をかけて地元ならではのお話を聞いてみてくださいね。

[place_master_id=13432 DescriptionChange="{須我神社本殿から2kmほど離れた場所にある「奥宮(おくみや)」には、ご神体となる巨石3体が鎮座しています。奥宮から見渡す景色は、まさに’雲出る国’そのもの。遠くに見渡す山々と空に浮かぶ雲が織りなす光景は、神話の時代から変わらない美しい景観です。}" show_photos embed]

directions_car_filled 須我神社本殿から車で10分弱の場所にある奥宮。駐車場からは歩いて20分ほど山道を歩きます。(歩きやすい靴がオススメ。)参道の傍らには和歌が刻まれた石碑が置かれているのも和歌発祥の地ならでは。

[place_master_id=13423 ImageChange=172187 DescriptionChange="{日本の棚田100選。地元の実行委員会が中心になり、田んぼオーナー制度などを通して交流人口の増大に取り組んでいます。お米のほか、マコモや綿花などの栽培も活発で、生物多様性を大事にする人たちの暮らしに触れることができます。}" show_photos embed]

directions_car_filled 続いて訪れるのは、日本の棚田100選に選ばれた「山王寺の棚田」。雲南市の美しい里山の景観を象徴するスポットです。特に早朝の朝日や雲海は息をのむ美しさ。近くに宿泊して絶景に触れたいスポットです。
須我神社からは車で10分ほど山道を進みます。途中、カーブも多いので、運転はご安全に!

[place_master_id=13427 ImageChange=172188 DescriptionChange="{島根県雲南市の山あいにあるワイナリーです。自社農園で育てたぶどうからワインを醸造しています。庭の一角にはカフェがあります。また、近くにはパン屋、とうふ工房、革製品の工房、田舎料理レストラン(20名以上/要予約)があります。}" show_photos embed]

directions_car_filled ランチのオススメは、ワイン通にもファンが多い「ワイナリー奥出雲葡萄園」です。庭の一角にある「庭カフェ」では、島根県産の小麦粉を使用し、地元の乳製品や野菜を使用したピッツァをはじめ、こだわりのフリードリンクやスイーツを味わえます。もちろん自社ワインも楽しめますよ!

お腹が満たされたら、「もののけ姫」の’タタラ場’のモチーフにされたといわれる’菅谷たたら’へ出発しましょう。車で約30分です。

[place_master_id=13434 DescriptionChange="{日本古来の製鉄法’たたら製鉄’の経営者の居宅を中心に形成された企業城下町の町並みが残っています。白壁土蔵群をはじめ、「鉄の歴史博物館」や和菓子屋、鉄製品を取り扱う店舗があります。
近くの「吉田公園」には彫刻家・内藤伸氏の観音像が安置されています。}" show_photos embed]

directions_car_filled 奥出雲葡萄園から山陰自動車道尾道松江線を通って雲南市吉田町へ。スマートインター雲南吉田IC「道の駅たたらば壱番地」で下りて、県道を車で5分ほど走ると、たたら製鉄で栄えた吉田の町並みが見えてきます。この地域の鉄の歴史を伝える「鉄の歴史博物館」ではたたら製鉄を復元したドキュメンタリー映像をお見逃しなく。見ごたえあります!
通り沿いには駐車場が無いので、近くの公共駐車場に車を停めて散策してみるのがおすすめ。

[place_master_id=13428 DescriptionChange="{雲南市の南部、深い山の中に突如現れる’菅谷たたら山内(すがや たたら さんない)’。「もののけ姫」のタタラバのモチーフになったといわれる場所で、全国で唯一、雲南市にだけ残っています。
たたら製鉄は日本古来の製鉄法で、土で築いた炉の中で砂鉄と木炭を燃焼させることで鉄を得る方法。今から300年ほど前の最盛期には、日本の鉄の約8割を、この菅谷たたらを含む中国山地の製鉄所が供給していたといわれています。
菅谷たたら山内は、製鉄所の遺構と製鉄の仕事に従事した人たちの住居が連なり、集落として現存している点が高く評価されており、世界中から来訪者が訪れています。}" show_photos embed]

directions_car_filled 吉田の町並みから車で10分弱走ったところにある「菅谷たたら山内」。日本遺産「出雲國たたら風土記」の構成文化財に認定されており、JR西日本「TWILIGHT EXPRESS瑞風」の立ち寄り観光地にも選ばれています。
シンボルツリーはカツラの木。樹齢400年以上といわれるカツラの木は、桜の咲くころになると、赤く芽吹き、その後、黄色、緑へと葉の色を変化させます。秋になって葉が茶色くなると、べっこう飴のような甘い匂いを放ちます。

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directions_car_filled 国民宿舎清嵐荘には、和室、和洋折衷などさまざまな客室と、男湯・女湯それぞれに露天風呂があります。出雲湯村温泉は1300年以上まえの古文書「出雲國風土記」に’薬湯’と記載が残る名湯です。今も効能高い温泉を求めて全国各地からファンが訪れます。なめらかなお湯に浸かると、湯上りしっとりで化粧水いらず。有名メーカーの化粧水にも温泉水が用いられているほど。

清嵐荘のそばを流れる斐伊川の向かいには、出雲湯村温泉の元湯が湧き出る日帰り温泉「漆仁の湯(しつに の ゆ)」もあります。こちらは川を眺めながら入浴できる半露天風呂の家族風呂もありますよ!

2日目

[place_master_id=13433 DescriptionChange="{日本の滝100選に選ばれた「八重滝」は、趣の異なる8つの滝が連なる風光明媚な場所です。近くの龍頭が滝と共に日本の滝100選に選ばれている滝。紅葉の季節が特に美しい。}" show_photos embed]

directions_car_filled 清嵐荘から車で約30分。渓流沿いの遊歩道を歩きながら滝を散策。川のせせらぎと鳥の声を聞きながら、自然の中をゆったり歩けば気分爽快!
夏にはシャワークライミングを楽しむこともできます。(【令和5年度満員御礼!】気分爽快♪ 飯南シャワークライミング | さとやまにあ(飯南町観光協会公式ホームページ) (satoyamania.net)

edit_note 雲南市の郷土料理の代表選手といえば’焼きサバ寿司’。焼きサバの身をほぐし、ちらし寿司に混ぜ込んで錦糸卵とともにいただきます。雲南市ではお祭りなどの人が集まるときに各家庭で作ります。雲南市内の飲食店でも予約しておけば食べられます。持ち帰り用のお弁当で提供しているお店もあります!

上記の場所以外にも、出雲神楽鑑賞や民芸品の工房などおすすめしたいここならではの歴史文化がたくさんあります。詳しくは雲南市観光協会公式サイトやSNSをご覧ください!

JR山陰本線宍道駅からは木次線も運行

今回は出雲縁結び空港を出発して1泊2日のレンタカー旅行の一例を紹介しました。しかし、レンタカーをしなくても菅谷たたらに行きたい時はどうすればよいでしょうか。

安心してください!JR山陰本線の宍道駅からはローカル列車木次(きすき)線が運行しています。便数は限られますが、ゆったりローカル列車の旅を楽しむにはぴったり。そして木次駅前にはシェアカーがあります。雲南市内は公共交通だけでは行き先が限られますので、事前によくご計画の上、お越しください!

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