子どもの「夢」かなえます! 四国中央のプロジェクトでピアノコンサート 17日開催

夢のコンサートに向け、練習に励む矢野さん(右)と真鍋さん

 しこちゅーの子どもたちにもっとわくわくを! 愛媛県四国中央市の小中学生の「夢」を夢で終わらせないよう大人が手を貸す「子どもの夢を叶(かな)えますプロジェクト」(村上智子代表)の活動が1年半を迎えている。17日にはピアノを習う女子小中学生2人の願いを実現。それぞれの願いが詰まったコンサートが開かれる。

 「スタインウェイのピアノを弾きたい」「ホールでリサイタルを開きたい」。ともにピアノを習っている豊岡小3年矢野茜さん(8)と川之江南中1年真鍋奏子さん(13)は、そんな夢をアンケートに書いた。一番きれいな音が出るピアノと人づてに聞き、好奇心を抑えられない矢野さん。真鍋さんは、憧れのピアノ奏者のリサイタルがきっかけで、自分も舞台に立ちたいと願っていたという。

 数々のコンクールで賞を獲得してきた矢野さんは3曲を披露する予定で、一押しは春の訪れを情感たっぷりに表現する「戯れる春の光」。真鍋さんはピアノ講師の母奈三さんと小学4年生の頃から練習を続けてきた重厚な「幻想即興曲」など4曲の難曲に挑む。

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