大谷翔平&ダルビッシュ、開幕戦のため韓国・ソウルへ!元ANAジャンボのチャーター機

成田国際空港 2021年8月7日撮影 N322SG ボーイング747-481 アトラス航空

2024年3月20日(水)に開幕するアメリカ・メジャーリーグ(MLB)。大谷翔平選手と山本由伸が所属するロサンゼルス・ドジャースと、ダルビッシュ有選手と松井裕樹選手が所属するサンディエゴ・パドレスの開幕戦が韓国・ソウルで行われるのに合わせ、両チームのキャンプ地からソウルまでのチャーター便がそれぞれ運航されました。

両チームともにアリゾナ州でキャンプを行っていたこともあり、フェニックス・スカイハーバー国際空港から韓国・ソウルまで直行しています。一足早く13日に出発したサンディエゴ・パドレス搭乗機は、ボーイング747-400型機「機体記号:N263SG」。14日に出発したロサンゼルス・ドジャース搭乗機は同じく747-400「N322SG」で、2機ともに宮城県仙台市付近から日本上空へ入り、新潟県新潟市付近で日本海上空へ至り、ソウルまで運航しました。

ロサンゼルス・ドジャースの公式Xには、搭乗前の選手たちの様子が投稿されており、大谷選手と笑顔を浮かべる女性の姿も。2月29日に結婚を発表した妻とみられ、大谷選手の公式インスタグラムのストーリーでも公開され、世界中から反響を呼んでいます。

両機はアトラス航空がVIP向けに運航する機体で、ファーストクラス10席、シェルフラットシートを備えたビジネスクラス143席、エコノミークラス36席、計189席で機内Wi-Fiも完備した豪華仕様。2023年だけでも、3月の「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で、準々決勝を勝ち抜いた野球キューバ代表が羽田/マイアミ間で使用したほか、プレミアリーグ(イングランド)「マンチェスター・シティ」の7月に行われたアジアツアーでも成田空港に飛来しています。

© Atlas Air「N263SG (元JA404A)」「N322SG (元JA405A)」 現在の機内仕様(シートマップ)

ダルビッシュ有らサンディエゴ・パドレス搭乗機「N263SG」は、1999年から2007年まで全日本空輸(ANA)で運航していた「JA404A」で、大谷翔平らロサンゼルス・ドジャース搭乗機「N322SG」は、2000年から2007年まで同じくANAで「JA405A」として運航されていた機体でした。両機とも、当時としては革新的な機内にバーカウンターやビジネスコーナーを備えた“シカゴスタイル”特別仕様として、成田/シカゴ線など長距離国際線で活躍し、退役前の数年間は主に国内線で活躍。その後、1年間ほどオアシス香港航空で活躍した後、アトラス航空に活躍の場を移していました。

© FlyTeam apphgさん成田国際空港 2000年7月16日撮影 JA405A ボーイング747-481 全日空

© FlyTeam