駅員「これはレアですね」 出てきた切符に「すごっ!」「懐かしすぎる」

技術の進歩と共に、どんどんデジタル化が進んでいる現代社会。

ひと昔前は想像できなかったような、便利な機械やシステムにあふれ、私たちの日常生活は目まぐるしい変化を遂げています。

例えば電車を利用するにも、ひと昔前はわざわざ切符を購入する必要がありましたが、今ではICカードを使ってスマートに改札を通ることができますよね。

ですが当時は、ちょっぴり不便だった時代ならではの魅力もあったはずです。

東京駅で引き当てた『レアな切符』に反響

2024年3月の仕事帰り、くまのん(@CosNonKumasan)さんは、東京都千代田区にある東京駅に立ち寄りました。

お目当ては、東京ディズニーリゾートの40周年を記念したラッピング新幹線『Magical Dream Shinkansen』。その姿を目にするべく、新幹線の改札口内へと入場することにしたのです。

くまのんさんは、新宿駅に行く用事があったため、東京駅から210円区間の切符を購入しました。

しかし東京駅発の切符では、構内での入場券の購入が不可能と発覚。改めて入場券を買うため、窓口で先ほど購入した210円区間の切符を見せることになったのです。

駅員に切符を渡そうとした、くまのんさん。その瞬間、ふと切符の一部分が目に入り、驚かされたといいます。

出てきたのは、通し番号の『0』が4つぞろ目になった切符!

切符の右端には、日時を指す4桁の数字が印字されています。そして、その隣にある4桁の数字は、発行順を示す通し番号です。

この番号は、『0000~9999』まで存在しています。『0000』などのぞろ目は非常に珍しく、切符が主流だった頃は、その希少さから恋が叶う『両思い切符』と呼ばれていました。

「東海道本線や東北本線などの起点である東京駅で、0連番の切符に出会えるとは…!」と感動したくまのんさんは、新宿駅で出場する際、駅員に切符を記念に持ち帰ることができるか相談することに。

すると、駅員はぞろ目の切符を見て、笑顔でこのように告げたといいます。

「これはレアですね!穴は、小さなパンチで開けますね」

駅で働いているからこそ、連番の希少さをよく知っているのでしょう。0がぞろ目になった『レア切符』に驚きながら、駅員は、下部に無効印として小さな穴を空けてくれたそうです。

昭和や平成の時代、切符を手に取るたび、端の数字をチェックしていた人も多いはず。ネットからは「すごっ!激レアだ」「『両思い切符』だ!懐かしすぎる…」といった声が相次ぎました。

ICカードの登場によって、令和の時代はめっきり手に取る機会が減ってしまった、切符。外出する際、あえて切符を使ってみるのも楽しいかもしれませんよ!


[文・構成/grape編集部]


出典

@CosNonKumasan

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