「恐ろしい北朝鮮遠征」冨安健洋の日本代表選外に韓国メディアが独自見解「怪我の危険が大きい」

日本サッカー協会は3月14日、北中米ワールドカップ・アジア2次予選の対北朝鮮2連戦(3月21日、26日)に挑む日本代表のメンバー26人を発表した。

その中に守備の要である冨安健洋の名前はなかった。アーセナルのDFは先のアジアカップからクラブに帰還後、ふくらはぎの問題で1試合も出場していない。全体練習に復帰したのも発表の数日前だった。

森保一監督は、選外の理由をこう語っていた。

「まだプレーしていない、試合に出場していないことが大きな理由です。彼が確実にリカバリーをして、試合に出場できる状態であることは把握しています。そういった意味では招集して、プレーしてもらうことは可能だったかもしれませんが、まだプレーしていないというところで決めました」

指揮官は「プレーヤーズファーストとして考えないといけないと思っています。次の試合は激しく厳しい試合にこの2戦はなると思いますし、そこでプレーしてない状況で、それでもプレーしてもらうことはできたかもしれないですが、今回は怪我のリスクを考えて、どれだけのプレーができるかも確認できていないので、招集外にしました」と説明を続けた。

「本人のために、本人が所属するクラブのためにも、また同じことが繰り返されないために、ということと、本人がしっかりしたパフォーマンスをプレミアの舞台で見せてくれれば、自然と代表の戦力になることを考えて招集しませんでした」

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このコメントに反応したのが韓国メディア『スターニュース』だ。「恐ろしい北朝鮮遠征。日本代表監督、欧州組の中心選手について『怪我をする可能性を考えた』『アーセナルにも良くない。怪我の危険が大きい』」と伝えている。

「日本代表は悪名高い北朝鮮遠征をしなければならない。なんと13年ぶりの遠征だ。森保一監督はトミヤスをはじめ、カオル・ミトマ(三笘薫)など、先のアジアカップで選んだ多くの欧州組を選ばなかった」

記事は「ミトマは腰の怪我で治療中だが、トミヤスの選外は意外だった。最近怪我から回復し、アースナルの試合のメンバーにも名前があったからだ」と続けている。

相手が激しいスタイルの北朝鮮だから、外したのではないか。同メディアはそう見ているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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