いじめ認知、組織的に対応 中2女子死亡で横浜市教委

 横浜市立中学2年の女子生徒がいじめを受け自殺した問題で、市教育委員会は15日の臨時会で再発防止策を明らかにした。いじめに当たるかどうかの判断を一部の教職員に委ねるのではなく、学校が組織的に対応することなどが柱。

 再発防止策では、学校はいじめを認知するため、全教職員に定型のシートで報告を求めて事実確認する。また、いじめを受けた疑いがある生徒が自殺した場合には、直後に学校が行う基本調査の段階から、弁護士や心理士ら外部の専門家が加わるようにする。

 女子生徒は2019年7月に担任に相談後、同年10月から不登校となり、20年3月に亡くなった。

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