イスラエルが占領する東エルサレムで12日夜、パレスチナ人の少年(12)がイスラエルの警官に射殺された。
東エルサレムで生まれ育ったラミ・アル・ハルフリさんはこの夜、自宅前できょうだいや友人らと遊んでいた。空に向かって花火を打ち上げようとしたところ、イスラエルの警官に撃たれたとみられる。
イスラエルの警察は、花火を警官隊に向けて放った人物に対して、警官が1発発砲したと説明。ただ、当時の映像では、ラミさんは花火が打ち上げられる前に撃たれていたように見える。
ラミさんの父親らが悲嘆に暮れる一方、イスラエルのイタマル・ベン=グヴィール国家治安相は13日、ラミさんを撃った警官を「英雄であり戦士」だとたたえた。さらに、「模範的な仕事」をしたと述べた。
BBCのオーラ・ゲリン国際担当編集委員が現地から報告する。
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