考案した看護用品を紹介 福島県会津若松市の仁愛高と会津大短期大学部 連携学習の成果発表会

会津大短期大学部と共同で開発した看護用具を披露した成果発表会

 福島県会津若松市の仁愛高と会津大短期大学部の連携学習「デザイン思考ワークショップ」の成果発表会は9日、市内の仁愛高で開かれた。生徒らが実習を通じて考案した看護用品を紹介した。

 同校第1看護科と第2看護科の2年生計35人は昨年6月から4回にわたり、同学部産業情報学科の学生と共に看護用品の試作品開発に取り組んできた。報告会では水分を摂取しやすいコップや食べやすい食器などのアイデアが出された。歩行機能改善を目的としたつえを考案した班は、つえにレーザーポインターを付け、一定の歩幅で歩ける工夫を凝らした試作品を披露した。

 発表後、講師を務めた沈得正(シム・テークチン)同学部講師をはじめ、同大の程子学名誉教授・特任教授、つるが松窪病院の金田栄子看護科長らと意見交換会を開いた。

(会津版)

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