学生経営のセレクトショップに兵庫の逸品 東京 ストールやお香、上智や同志社大生が厳選

アナザー・キンキで扱う商品を手にする村上蘭さん(右)と吉田彩乃さん=東京都千代田区

 学生が経営する地域産品のセレクトショップ「アナザー・ジャパン」(東京都千代田区)で、兵庫県の播州織やお香、日本酒など、近畿地方の逸品が販売されている。大学生らが自ら足を運んで選んだ43社の約300点で、3月末まで。

 店舗は2022年、東京駅近くに開設。学生が期間限定で収支の管理や商品選び、現場作業などを担う。全国を関東、九州など6ブロックに分け、2カ月ごとに各ブロックの産品を販売。兵庫ゆかりの品は2月7日に始まった近畿ブロックのシリーズ「アナザー・キンキ」で扱われる。

 近畿の商品を担当するのは宝塚市出身で上智大2年の村上蘭さん(20)や、川崎市出身で同志社大2年の吉田彩乃さん(21)ら4人。週末を使ったり、友だちの家を転々としながら近畿に長期滞在したりして、商品を提供してくれる事業者を探した。

 兵庫の食品以外の産品を担当した村上さんは「タマキニイメ」(西脇市)の播州織ストールや「トランクデザイン」(神戸市)のお香がお薦めという。

 売り上げ目標は425万円。2人は「何ができるかを考えながら伸ばしていきたい」と話す。午前10時~午後7時。月、火曜休み。アナザー・ジャパンTEL03.6262.1375(堀内達成)

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