「ありがとう・さようなら内海中」閉校の中学校で卒業式 多い時は140人の生徒も最後は12人 少子化による生徒数の減少で

少子化による生徒数の減少で、愛媛県内では今年度、2つの中学校が閉校になります。このうち、愛媛県愛南町の内海中学校では最後の卒業式が行われました。

旧内海村の中学校を統合し1987年に開校した内海中学校は、多い時にはおよそ140人が通っていましたが、今年度で閉校し町内の御荘中学校に統合されます。

最後の卒業式となった15日は、3年生12人に鉾岩俊二校長からそれぞれ卒業証書が手渡されると、卒業生を代表して廣瀬愛菜さんが、地域や学校への感謝や将来への決意を述べました。

(卒業生代表・廣瀬愛菜さん)
「内海中最後の1年でもありました。私たちがかけがえのない思い出をつむいだこの学び舎は、この春、37年の歴史に幕を下ろします」
「内海中学校最後の卒業生としての誇りと、これまで関わってきた全ての方々への感謝を忘れず、私たちは真っすぐに、力強く、それぞれの道を歩んでいきます」

また式では、学校生活のスライドや記念の歌が披露され、生徒らは思い出が詰まった学び舎に別れを告げていました。

(卒業生)
「最後の卒業生ということで、この一年間プレッシャーもあったけど、その分沢山の貴重な経験ができて最後の卒業生でよかった」
「12人で卒業できてとてもうれしい気持ちです、最高の卒業式にできたと思います」

内海中学校では、17日に閉校式が行われます。

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