FAO、世界45カ国・地域は外部からの食糧支援が必要

国連食糧農業機関はこのほど、食糧情勢に関する報告書の最新号を発表しました。

国連食糧農業機関(FAO)はこのほど、食糧情勢に関する報告書の最新号を発表しました。

同報告書によると、地域紛争や不利な気象条件などの影響を受け、世界45カ国・地域が外部からの食糧支援を必要としています。その内訳はアフリカが33カ国、アジアが9カ国、中南米・カリブ地域が2カ国、ヨーロッパが1カ国とのことです。

報告書は、近東、西アフリカ、東アフリカ地域の紛争が食糧安全に深刻な衝撃を与えていると言及しています。また、干ばつはアフリカ南部の食糧危機を招く恐れが予想されています。アフリカ南部では、継続的な高温と低降水量の影響で、2024年の穀物生産見通しが急激に落ち込み、さらに今後数カ月、気象状況の著しい改善は見込めないと懸念されています。(提供/CRI)

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