先月（2月）、性別適合手術なしで女性から男性への性別変更が認められたトランスジェンダーの臼井崇来人（うすい・たかきーと）さん。男性になったことを受けてきょう、パートナーの女性と婚姻届を提出しました。
岡山県の新庄村役場に婚姻届を提出したのはトランスジェンダーで長年、戸籍上は女性だった臼井崇来人さんです。性別変更を巡っては昨年（2023年）、最高裁が生殖機能をなくす手術などを求めた現在の法律の規定に対して「憲法違反」との判断を下していました。
これを受けて臼井さんは手術なしで性別変更を求める申し立てを行い先月（2月）、女性から男性への性別変更が認められためきょう（15日）、パートナーの女性と婚姻届を提出しました。
（男性への性別変更が認められた臼井崇来人さん）
「みなさんに祝福していただいてのきょうを迎えられたと思ってとてもうれしい気持ちです」
（妻になった幸さん）
「これでやっと家族みんな臼井なんだというのはすごくうれしく感じています」
臼井さんらは8年前女性同士だったため婚姻届が受理されず裁判を通じて長年性別変更を求めていました。
