「ゆっくり凍らせうまみを増やす」北木島の「冷凍殻付きカキ」が世界有数の食品総合見本市でグランプリ【岡山】

先月(2月)、アラブ首長国連邦のドバイで開催された飲食品展示会で、笠岡市の冷凍殻付き牡蠣が冷凍・チルド商品部門で、グランプリを受賞しました。

これがグランプリに輝いた「EMPEROR OYSTER」(皇帝牡蠣)です。

3月11日に、生産者の勇和水産が笠岡市で受賞報告を行いました。

冷凍殻付き牡蠣を出品したのは、先月、アラブ首長国連邦のドバイで開催された「Gulfood2024」です。190か国以上から5500以上の企業が参加する世界有数の食品総合見本市で、日本企業の商品がグランプリを獲得したのは初めてです。

(勇和水産 藤井勇人さん)
「グランプリをいただけたのは、僕らにとってこれからの活力というか、がんばろうと思いました。すごくうれしいです。」

グランプリとなった「EMPEROR OYSTER」は、北木島で養殖したカキを殻ごと冷凍した商品で、ゆっくりと凍らせることで、うまみを増やしているということです。会場では、フランスの三ツ星レストランのシェフなどから高い評価を得ました。

(勇和水産 藤井和平代表)
「岡山のカキをいろんな世界に発信ができる足がかりになればなと思うので、みなさんも海外にチャレンジしていただけたらなと思っています」

勇和水産は、今後海外への販路を広げるとともに、生産量を拡大していくということです。

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