湯河原町議会における「町議会議員懲罰処分取消等請求事件」の判決がこのほど確定し、湯河原町からその経緯などが報告された。
判決の要旨
2021年1月25日に、元湯河原町議会議員の土屋由希子氏（当時現職）が原告として、被告・湯河原町に対して提起した訴訟について、2024年3月8日付で最高裁判所より上告審として受理しない旨の決定がなされたため、東京高等裁判所における判決内容が確定し、原告の主張はすべて退けられた。
原告の訴えについて
原告は、下記の5点について請求するため、2021年1月25日に被告（湯河原町）に対し横浜地裁へ訴えを起こしていた。
1. 湯河原町議会が原告に対し公開の議場における陳謝の懲罰を科した、令和2年（2020年）9月29日付の議決を取消す。 2. 湯河原町議会が原告に対し1日間の出席停止の懲罰を科した、令和2年（2020年）9月29日付の議決を取消す。 3. 湯河原町はこの判決確定後最初に発行される議会報「議会ゆがわら」に、紙面の1ページ以上を使って、別紙目録記載の内容による謝罪広告を掲載せよ。 4. 湯河原町は原告に対し金50万円およびこれに対する令和2年（2020年）11月21日から支払済まで年3分の割合による金員を支払え。 5. 訴訟費用は被告の負担とする。
町長のコメント
湯河原町の冨田幸宏町長はこの件に関し、当事者である湯河原町議会の意志を尊重して、湯河原町として法の定めに従い控訴などの手続きを行ってきたと述べたうえで、今回の判決確定については、司法において主張が認められたものと受け止めており、今後も町議会との二元代表制のもと、引き続き適切な行政運営に努めていくとの考えを示した。
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湯河原町 秘書広報室
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