柏レイソルの10番を背負うマテウス・サヴィオが日本と母国ブラジルの違いについて語った。『Em entrevista ao Futebol no Japao / Hinomaru』のインタビューを、ブラジルの大手メディア『globo』が掲載している。
柏で6年目を迎えたアタッカーは、「サッカーにおいてプレッシャーを掛けるのはとても必要なことだと思う。だけど、ここではプロとして尊敬されているんだ」と話し、こう続けた。
「僕たちはフィールド上では要求される。近年、僕たちが素晴らしいシーズンを送れていないとき、ファンはフィールド上で要求をした」
攻撃の中心を担う26歳は「物事がうまくいかなかった時、ファンにはそうする権利がある。フォローし、チケット代を払い、ユニホームを購入するファンは、チームが勝つのを見たいと思っているんだからね。このプレッシャーは非常に有効だと思う。こういったプレッシャーがあったとしても、僕たちは自分自身にプレッシャーを掛ける必要がある」と主張。日本の環境について、こう語っている。
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「(ブラジルとの)主な違いは、ピッチ外では我々はプロとして、アスリートとしてリスペクトされていることだ。僕たちにはフットボールを超えた人生がある。家族と一緒に、息子と一緒に外出でき、普通に街を歩ける。誰も罵ったり、仕事について追及したりしないない」
そして、「ここでは彼らはそれをとても尊重している。ピッチにいる時はプレッシャーを掛けられるけど、ピッチ外では試合は終わり、別の人生がある。彼らはこのことを混同しない」と印象を話している。
「僕たちはサッカーが人を過熱させるのを知っているし、以前にはバイーア戦で、今ではフォルタレーザ戦でバスに石や爆発物を投げたりするブラジルのニュースを見るけど、ここではそんなことは起こりえない」
ピッチの外に出れば、プラベートは守られ、リスペクトされる。その環境が、日本で長くプレーしている理由のひとつなのかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部