「新空港占拠」櫻井翔ら出演者がオールアップ!「“うそだろ!?”が浸透。キラーワードをいただけた」

3月16日に最終回を迎える日本テレビ系連続ドラマ「新空港占拠」(土曜午後10:00)。主演を務める櫻井翔をはじめ、比嘉愛未高橋メアリージュンジェシーSixTONES)、宮本茉由後藤剛範手塚とおる奥貫薫が、最終決戦のシーンを最後に無事クランクアップを迎えた。

「新空港占拠」は、神奈川県警捜査一課強行犯係の刑事・武蔵三郎(櫻井)が、突如発生した面をかぶった武装集団による占拠事件の解決と人質の救出に奔走するタイムリミット・バトル・サスペンス。物語の舞台は、前作「大病院占拠」から1年後。神奈川県初の国際空港・かながわ新空港という架空の空港が獣の面をつけた武装集団に占拠され、武蔵は制限時間の1日での人質救出に挑む。

撮影を終えた櫻井は「『うそだろ!?』が浸透すればするほど、プライベートで言うたびに周りの人が僕を見るようになって、めちゃくちゃ『うそだろ!?』って言いにくくなりました(笑)。キラーワードをいただけたと思っております」と笑顔に。「前作『大病院占拠』のクランクアップも同じ日でしたが、ちょうど1年前のあの日、こうやって続編のクランクアップを迎えているとは全く想像していなかったので、本当にうれしい想像外でした」と振り返りつつ、「スタッフさんの周りで、子どもたちがこの『新空港占拠』をきっかけに、今まで話していなかった隣のクラスの子と仲良くなったり、“獣”の格好をまねしたりするのが学校ではやっているという話を教えてもらいました。テレビ離れが叫ばれている今、大人ももちろんですが、子どもたちにワクワクドキドキを毎週届けられたのは、本当にうれしいことだなと思っています」とコメント。

最後に「撮影が終わっても、スタッフの皆さんはここからの編集が大変かと思いますが、オンエアを楽しみにしております。長い期間、最高のチームで過ごせてとっても楽しかったです。またご一緒できる日を楽しみにしています」と共演者・スタッフへの感謝の思いを言葉にした。

三郎の妻・裕子役を務めた比嘉は「武蔵裕子先生を今作も演じさせていただけて、毎日現場も楽しかったんですけど、役柄としては1話から最終話まで縛られっぱなしで(笑)。トランクに詰められるのも初めてだし、ヘッドフォンでの拷問も初めてだし、爆弾付きの首輪だったりとか、役者としての幅がすごく広がりました。でもこれはクレームじゃなくて…(笑)。監督とお話していたんですけど、これだけお芝居をしてきて、まだ『初めてなことがある!』ってドキドキすることがある現場ってすごくいいなって。純粋に楽しませていただきました。何よりも本当にスタッフの皆さん、キャストの皆さん、すごくタイトな撮影の中で、それでも本当にアットホームで助けられました。皆さまのおかげで今日ここまで来られました。ありがとうございました」とハードな現場の中でも、喜びを感じながら撮影に臨んでいたことを伝えた。

「獣」メンバーの“龍”こと、駿河悠月役の高橋は「『大病院占拠』から見ていて、お面を脱ぐシーンをすごく楽しみにしていました。あれをやらせていただいて、本当にうれしかったです。キャストの皆さんが本当に温かく、特に(宮本)茉由ちゃんは本当にたくさん話しかけてくれて、たくさん笑わせてくれて。本当に茉由ちゃんのおかげでお芝居がすごくしやすかったです。お姉ちゃんとして、ありがとう。スタッフの皆さんも過酷なスケジュールの中、いつも穏やかで楽しい、和気あいあいとした環境を用意してくださって本当にありがとうございました。おかげですごく楽しく現場に入ることができました。皆さん、本当にお疲れさまでした」と、双子の妹役を務めた宮本への感謝を述べつつ、締めくくった。

「獣」メンバーの“鼠”こと、新見大河役のジェシーは「最初は『謎の男』から始まったんですが、作品を通じて大河のいろいろな面を見せられたのかなっていうふうに思ってます。ほかの現場でも、『すごく面白いドラマに出られてよかったね』っていろんな人から言ってもらえたのがすごくうれしかったです」と周囲からの反響に触れ、「ラストシーンの後、クランクアップで何をコメントしようかずっと考えてたんですが…謎かけを披露させていただきます。『占拠シリーズ』とかけまして、『祭り』とときます。その心は…どちらも『三郎さんが必要』です。ありがとうございました!」と明るくあいさつ。

「獣」メンバーの“蛇”こと、駿河紗季役の宮本は「前作の『大病院占拠』から参加させていただいているんですけど、本当に今回は全然違う役で、武蔵さんとも1~2話しか会えず…。でも、最後にこうしてまた一緒にお芝居できてすごくうれしいです。(高橋)メアリージュンさんと双子の役ということで、最初は双子に見えるかなと少し不安だったんですけど、最後は本当にお姉ちゃんみたいな存在感で、本当に頼もしかったです」と、高橋といい関係が築けたことを喜んだ。

「獣」メンバーの“猪”こと、松長仁役の後藤は「キャストの皆さんも、スタッフの皆さんも気のいい方ばかりですごく楽しかったです。後半からは『一体どうなるんだろう…』って平山(浩行)さんと毎日撮影帰りにこの先の展開を予想して帰るというのが日課になっていて、そういった意味でも楽しませていただきました。オンエアを楽しみにしております! ありがとうございました」と最終回への期待を語る。

壬生正雄/北見茂役の手塚は「ずっと人質になってて、うまく花束とかも持てない感じなんですけど(笑)。スタッフの皆さん、大変お疲れさまでした。皆さん放送までもうちょっと頑張って、そうしたら寝ましょう。ぐっすり寝ましょう。今本当に皆さんの心が一つだと思いますんで、やり切って寝ましょう! お疲れさまでした!」とスタッフにねぎらいの言葉をかけた。

三郎の姉・武蔵二葉役の奥貫は「これが1日の話だということを途中で忘れそうになるくらい、長い時間でしたけれども、無事にゴールにたどり着けて、ホッとしています。クランクインの日がちょうど誕生日で、皆さんにお祝いしていただいたことがとてもうれしく、この1年はきっといい年になる!と思ったその予感通り、ここまで本当に楽しく、充実の毎日でした。オンエアを見るたびに『あ、これはこういうことだったのか!』と気付くことも多く、いつも台本を読んだ時のイメージ以上の世界が、広がっていました。最終回の放送も楽しみにしています!」と充実した表情を見せた。

また、神奈川県警の情報分析官で、「獣」メンバーだったことが途中で明かされた“犬”こと岩槻澪役の白石聖、横浜署警部補・本庄杏役の瀧内公美、「獣」メンバーの“羊”こと浜松詩役の山本千尋、“兎”こと浜松奏役の安斉星来の4人も、一足先にクランクアップを迎えた。

白石は「警察側と獣側という一役で二度おいしい経験をさせていただきありがとうございました。本当にあっという間の撮影期間でした。放送を見ていて思ったのが、現場指揮本部ってちょっと暗めのセットなんですけど、岩槻の席って、めっちゃ盛れてるんです(笑)。照明部の皆さんのおかげです。あらためて本当にありがとうございました。そして撮影が残っているスタッフの皆さん、出演者の皆さん、残りあと数日だと思いますが、皆さん最後まで駆け抜けてください。どうもありがとうございました!」とあいさつ。

瀧内は「小さい頃からいろんな作品で見ていた櫻井翔さんとバディを組むという、大役を担わせていただきました。ありがとうございました。始まれば終わると言いますが、本当に終わってしまって、正直寂しいです。1話につき100シーン以上、全部で何千カットかという『うそだろ!?』と言いたくなるようなハードな現場でしたが、そんな中、スタッフの皆さんは毎回笑顔でフラットに接してくださって、いい環境でお芝居させていただいたなと思います。本当に感謝しています」と過酷な撮影ながら、スタッフの支えの中で、無事に終えられた安堵感をにじませた。

山本は「本当にやりたいことを全部詰め込んでいただいたような、ありがたい役をいただいて、ストーリーもとても面白くて、かわいい妹(安斉)がいて、本当に本当に癒やされる現場でした。撮影が続く皆さんは、明日も1日長いとは思いますが、全部終わったらおいしいご飯を食べて、笑顔で乾杯しましょう! ありがとうございました!」とコメント。

安斉は「ついに終わってしまいました。すごく寂しい気持ちが大きくて、ちょっと泣きそうです。『新空港占拠』を通じて、芝居というものの楽しさをあらためて感じました。スタッフの皆さん、共演者の皆さんとこの作品で出会えて本当に幸せでした」と撮影終了への名残惜しさを語った。

最終回。「全員、皆殺しだ」――暴走を始めた“鼠”大河は、空港から人質全員を奪って逃走した。SAT隊員が獣たちを次々と制圧していく中、“龍”悠月は隙を見て空港を抜け出し、大河の後を追う。武蔵は「新見大河はどこに逃げた!?」と身柄を拘束した獣を問い詰め、大河の行き先と目的を聞き出して絶句する。大河が空港占拠に加担した理由、武蔵の妻・裕子を拉致した本当の狙い、そして用意された最悪の結末…。すべてを知った武蔵は大河の危険な計画を食い止めるべく、横浜署の刑事・本庄杏と共に現場へ向かい、最後の戦いに挑む。

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