「全て買い揃えると何十万円に…」制服・体操服・ランドセル…学校用品「リユース品」が人気のワケ フリマアプリ背景「抵抗感少なく」

3月に入り、卒業式や合格発表が続いていますが、進学が決まれば、制服や学校用品など様々なものを準備しなければなりません。物価高騰やSDGs意識の広がりから、今、学校用品のリユース販売が人気を集めています。

島根県松江市で15日から始まった学校用品のリユース販売。松江市内の学校の制服、ネクタイ、体操服、ランドセルなど、卒業や成長してサイズが合わなくなるなどして使わなくなった品を買い取って販売されています。販売価格は、定価の3割から5割とかなりリーズナブル!
企画したのは、松江市内で学校用品のリユースショップを営む女性です。

学校用品リユースショップうさや 外谷裕恵代表
「すべて買い揃えると何十万円も掛かってしまうので、ちょっとどこかで節約したいと、皆さん同じようなことをおっしゃっているんです」

去年は、店舗で販売していましたが、この時期たくさんの客が来店したことから、今年は広い会場に場所を移して開催することにしました。

利用者は
「春から子どもが高校生になるので、今から準備しないと。いろいろ費用も掛かるので、ここでお手頃で用意ができるのでありがたいです」
「これでちょっと安心して入学準備ができると思います」

最近はフリマサイト・アプリの利用や、SDGsの広がりもあり、リユース品への意識も変化しています。

学校用品リユースショップうさや 外谷裕恵代表
「皆さん来ていただいて、『新品と変わらないんじゃない』と言ってくださるお客さんも多いです。抵抗感も少なく、選んでいただいているのかと思います」

学校用品リユースまーけっとは、松江市にある大輪団地地域交流スペースで3月17日(日)まで。1時間10組の入れ替え制で行われます。

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