在韓米軍特殊部隊、不測の事態に備え 地域協力が鍵=米司令官

Josh Smith

[光州(韓国) 15日 ロイター] - 在韓米特殊作戦軍司令官のデレク・リプソン准将は世界的な危機がかつてないほど相互に結びついている中で、在韓米軍特殊作戦部隊は予想外の脅威に備えて訓練していると述べた。

米韓両軍が朝鮮半島の有事を想定して10日間にわたって実施した定例の軍事演習「フリーダムシールド(自由の盾)」は14日、終了した。

この日は米軍の特殊作戦機MC─130が韓国軍の部隊と降下訓練を行った。光州近郊の訓練場の上空を旋回する同機から兵士がパラシュートで降下した。

米軍の特殊作戦部隊は2016年以降、大量破壊兵器に対処する任務を担っている。演習中にインタビューに応じたリプソン氏は、北朝鮮の能力が進歩すれば任務の遂行方法も変わるだろうと述べたが、具体的な内容には言及しなかった。

13日に陸軍特殊作戦司令部を視察した韓国の申源湜国防相は、軍事衝突が起きた際に北朝鮮の指導部を「迅速に排除する」能力を高めるよう求めた。

今回の演習には前例のない数の国連軍構成国が参加した。

リプソン氏は韓国における特殊作戦の重要な部分は地域の他のパートナーと協力することだと述べた。

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