「焼肉屋に行きたくない」が友達に伝えられない!肉が嫌いな中3の相談 卒業前に思い出を作りたいけど…

ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。3月14日(木)は、「伝えられない……相談室」をテーマに放送。パーソナリティのこもり校長(小森隼/GENERATIONS from EXILE TRIBE)とCOCO教頭(CRAZY COCO)が、“言いたいけど言えない”ことを抱えている10代のリスナーに電話で話を聞きました。友達に伝えられないことがあるという16歳のリスナーとのやり取りを紹介します。

こもり校長:今夜は、いま、伝えたい言葉があるのに伝えられない……そんなキミのことを全力で後押ししていこうと思います。

COCO教頭:伝えられないことなら、どんなことでもいいんですよね?

こもり校長:大丈夫です! 伝えられない言葉と伝えられない理由を教えてください。

――16歳(中3)が伝えられないこと

こもり校長:伝えたいことがある相手は誰なの?

リスナー:仲のいい友達4人です。

こもり校長:何を伝えたいの?

リスナー:「焼肉屋に行きたくない」です……!

――肉が嫌いで「焼肉屋に行きたくない」

COCO教頭:「焼肉屋に行きたくない」……どういうこと!?

リスナー:私は肉が嫌いで食べられないんです。でも、みんなと食べに行く焼肉店の候補を4回変えてもらっていて、もうさすがに変えてもらうのは申し訳なくて。

こもり校長:焼肉店を4回変える、ってどういうこと?

リスナー:(友達が望んでいるので)「サイドメニューに食べられる物があるなら焼肉にしよう」って言ってしまったんです。

COCO教頭:フライドポテトとかビビンバとか、サイドメニューが充実しているお店なら行けると思ったんだ?

リスナー:はい。でも、肉は大体無理で魚も無理で、食べられるのはレタスとキュウリとかしかなくて……。

こもり校長:う~ん……だいぶ食べられないね。

COCO教頭:普段は何を食べているの?

リスナー:うどんとかラーメンとか……モヤシです。

こもり校長:でも、ラーメンには肉入ってるよね?

リスナー:チャーシューは入れてなくて、醤油ラーメンと味噌ラーメンを食べています。

こもり校長:なるほどね。動物感がなかったら、ラーメンならギリ食べられるんだね。

リスナー:はい。

――友達の対応は……?

こもり校長:でも……OKって言っちゃったんだよね。「いいよ」と言ったものの、行きたくない?

リスナー:はい……。

こもり校長:逆に提案はしてみたの?

リスナー:バイキングのお店を提案したんですけど、みんなは焼肉の気分で……。

COCO教頭:そうか……(笑)。友達は、食べられない物があるのは知っているの?

リスナー:肉が嫌いなのは知っていて、サイドメニューで食べられそうな物があるお店を探してくれました。

こもり校長:自分が「行かない」という選択肢はないの?

リスナー:でも、これで遊ぶのが最後になってしまうかもしれないし、行きたいなとは思っています。

校長・教頭:う~ん……。

――友達と一緒に行くために視点を変えてみる

こもり校長:教頭もお肉食べられない派だよね?

COCO教頭:そうなの、私も体質的にお肉が合わないんだけど。私は周りがお肉を食べていても全然平気なんだよね。

リスナー:はい……。

COCO教頭:例えば、(リスナーの場合は)「今日はごはんを食べに来たのではなくて、みんなとの思い出を作るために来た」という感じで、食を楽しむのではなくてその空間を楽しむ、と割り切ったらどうかな? 私なら「今回は、食に関しては交われない」と諦めて、“何をしに行くのか”を再確認して行くかも。みんなと行きたいんだったら、「今日はみんなと楽しみたい気持ちで来ているから、気を使わなくいいよ」みたいに伝えてみるのはどうかな? 勇気いるけど、面倒くさいとか思われるのも嫌じゃん?

リスナー:めっちゃ嫌です。

COCO教頭:しっかり伝えておけば、また次のときに考慮してくれるかもしれないし。勇気を出して言ってみて、「もっとみんなで遊びたい」という気持ちも伝えたらいいと思うよ。

リスナー:はい、そうしてみようと思います!

こもり校長:うん! いいと思う! いまさら焼肉屋を変えるのは無理だろうしね。

COCO教頭:もう4回変えているしね。

こもり校長:しかも、1回OK出しちゃっているしね。「面倒くさいと思われたくない」のが一番じゃない?

リスナー:はい。

こもり校長:だったら、いい思い出を作るために視点を変えるのはひとつの手だよね。

COCO教頭:うん!

こもり校長:中学最後の友達とのごはんになるかもしれないから、精一杯楽しんでおいでよ!

リスナー:はい!

――電話を切ったあと……

COCO教頭:さすがに4回も変えてもらって、「もう1回、焼肉じゃないのに変えてほしい」は言えないよなぁ。

こもり校長:しかも……話を聞く限り、友達もすごく考えてくれているよね。となると、どこに妥協点をおくかだよね。まぁたしかに、食べられない子がいるなかで焼肉を選ぶことが……もしかしたら、そもそもの入り口が違うのかもしれないけどね。

COCO教頭:うん。

こもり校長:でも、それでも楽しく行ける方法を考えてくれた友達だからこそ、(リスナーは)「焼肉は嫌だけど一緒にいたい」と思うんだろうしね。結果より過程を見るのが大事かな、と思ったね。

COCO教頭:そうだね。

このほかには……
・「両親に感謝を伝えたいけど、自分がこじらせていて素直に言えません」という18歳
・「片思いをしている男子に、バレンタインで伝えられなかったことを伝えたいです」という13歳
と電話をつなぎました。

番組の冒頭には、GENERATIONSの白濱亜嵐さんがサプライズ出演。グループ以外でも活動の幅を広げるこもり校長に、「普段、口では言えない」思いを手紙にして伝え、校長を驚かせていました。

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3月14日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)聴取期限 2024年3月22日(金)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/

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