馴染んだ新アイアンで「65」 鶴岡果恋は「2週間分の悔しさを晴らす」

初シードと初優勝。どちらも欲しい(撮影/内山孝志朗)

◇国内女子◇Vポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 初日(15日)◇鹿児島高牧CC(鹿児島)◇6456yd(パー72)◇晴れ(観衆1824人)

ツアー未勝利の24歳、鶴岡果恋が初日「65」で飛び出した。

新アイアンが馴染んできた(撮影/内山孝志朗)

昨季はメルセデスランキング57位。前半戦の出場権が得られる55位にあと一歩及ばず、12月のファイナルQTで11位に入り24年の“職場”をもぎとった。初シード獲得を目指すプロ7年目、勝負をかけたい今季からブリヂストンゴルフと総合契約を結び、クラブを総入れ替えした。

オフに「スピン量や球の高さが好きで良いなと。飛距離が少し伸びた」とドライバーに手応えをつかんだが、開幕戦と所属先の冠大会だった前週「明治安田レディス」で予選落ち。新アイアンの距離感の把握に苦戦した。

2連続予選落ちから首位発進(撮影/内山孝志朗)

「明治安田―」で予選落ち後即、地元・神奈川に戻り、土日は横浜市のゴルフ場で“特訓”した。「朝から夕方まで練習した。2日間でしっかり距離を測って、今週の練習ラウンドでも測って距離感を把握できてきた」。

この日は前半インで6バーディを量産した。11、12番で2連続、14、15、17番ではアイアンショットでピン2mに絡めるなど16番も含めて4連続。「きょうはセカンド(ショット)でバーディチャンスを作ったゴルフだった。アイアンの相性が良いですね」と自分のものになってきたアイアンに手応えを感じる。

今週から替えた新パターも好調(撮影/内山孝志朗)

今週からパターも「オデッセイ Ai-ONE TRI-BEAM(トライビーム)DOUBLE WIDE CH」に変更。「ラインに乗ってくれる」と好感触だ。

スタートダッシュが重要な3日間大会で、最高の出だしを切った。「2週間分の悔しさを晴らしたい。今季はシード獲得が目標だけど、もちろん優勝したい」と力強く話した。(鹿児島県姶良市/内山孝志朗)

<初日のクラブセッティング>

ドライバー:ブリヂストン B1ST(9.5度)
シャフト:三菱ケミカル ディアマナ PD(重さ50g台、硬さS)
グリップ:パルマックス

フェアウェイウッド:ブリヂストン B1ST(3番15度、5番18度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS TR BLUE(重さ60g台、硬さS)

ユーティリティ:ブリヂストン B1ST(3番21度、4番24度)
シャフト:藤倉コンポジット MCH(3番=70S、4番=80S)

アイアン:ブリヂストン 222CB+(6番~PW)

ウェッジ:ブリヂストン BRM2(48、52、58度)

パター:オデッセイ Ai-ONE TRI-BEAM(トライビーム)DOUBLE WIDE CH

ボール:ブリヂストン TOUR(ツアー)B X

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