『数学する身体』の森田真生が未完の世界的ベストセラーを書き継ぐ 『センス・オブ・ワンダー』刊行へ

環境学の先駆者・レイチェルカーソンによる世界的ベストセラーを訳し下ろし、同時にその未完の作品を書き継いだ書籍『センス・オブ・ワンダー』(筑摩書房)が、3月23日(土)に発売となる。

先駆的に化学物質による環境汚染を訴え、今に続く環境学の嚆矢ともなった『沈黙の春』の著者であり科学者であるレイチェル・カーソン。そのカーソンの最後に遺した未完の作品が『センス・オブ・ワンダー』だ。

本書は独立研究者・森田真生による新訳と、「その続き」として森田が描く「僕たちの『センス・オブ・ワンダー』」で構成される。カーソンが残した問いかけに応答しつつ、70年後の今を生きる森田の問題意識に基づいた、新しい読み解き、新しい人間像の模索を行う一冊だ。

発売に際し、本書の発売日である3月23日(土)の夜に、著者による刊行直後のトークライブを開催。本書にまつわる様々なエピソードや、翻訳を通して見えてきた風景について語るイベントとなる。ぜひチェックしてみよう。

(文=リアルサウンド ブック編集部)

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