あらたに国宝2件重要文化財2件 道長 自筆の経が国宝指定へ

国の文化審議会は県内であらたに美術工芸品の2件を国宝・2件を重要文化財に指定するよう答申しました。

国宝に指定されるのは吉野町の金峯山寺と金峯神社が所有する「金峯山経塚出土紺紙金字経」合わせて2件です。平安時代中期に栄華を極めた貴族・藤原道長と、そのひ孫の師通自筆の経典などで紺色の紙に金色の字で書かれています。また、重要文化財に指定されるのは法隆寺が所有する「銅造観音菩薩立像」、古墳時代初頭の葬送儀礼をあらわす「奈良県ホケノ山古墳出土品」の2件です。なお今回の答申により県内の、国宝144件を含む重要文化財の美術工芸品は1071件となります。

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