『ブギウギ』から『虎に翼』へ朝ドラバトンタッチ 趣里と伊藤沙莉によるプレゼント交換も

『ブギウギ』スズ子役の趣里から『虎に翼』寅子役の伊藤沙莉への「バトンタッチセレモニー」が、3月15日にNHK東京放送局で開催された。

3月29日に最終回を迎える(3月30日は最終週の振り返り)NHK連続テレビ小説『ブギウギ』。続けて、連続テレビ小説第110作目『虎に翼』が4月1日よりスタートする。

すでにクランクアップを迎えている趣里は撮影を振り返り、「撮影中は毎日のようにキャストやスタッフのみなさんとお会いしていたので、今はとても寂しい気持ちです。『元気かな?』と皆さんの顔を思い浮かべながら、かけがえのない時間を過ごすことができたのだと感じています」とコメント。

伊藤はここまでの撮影について、「キャストやスタッフの皆さんに支えられながら、とても楽しい日々をおくっています。撮影現場は和気あいあいとした雰囲気に包まれており、幸せで贅沢な時間を経験させていただいています」と順調に進行していることを明かした。

同じ朝ドラヒロインとして、伊藤は「撮影中で一番大変なことはなんでしたか? またどうやって乗り越えましたか?」と趣里へ質問。趣里は「どれが一番と言えないくらい、お芝居も歌もダンスもまんべんなくやってきました。なので、気づいたら終わっているという感じでした(笑)。大変なのは自分だけじゃなく、キャストやスタッフの皆さんも大変なんだと思いながらやっていました」と回答を寄せた。

この日は朝ドラバトンタッチセレモニー恒例の「プレゼント交換」も行われた。趣里から伊藤へのプレゼントは、「東かがわ市の讃岐和三盆と手袋」。『ブギウギ』舞台地の1つ、東かがわ市の讃岐和三盆は、サトウキビを原料とし、深みのある上品な甘さが特徴で疲れた時にぴったり。今回は『虎に翼』に合わせて特別に虎型とロゴが和三盆に入れられた。さらに東かがわ市は“手袋のまち”でもあり、香川県の伝統工芸品「保多織(ぼたおり)」を使用した、手にフィットする革手袋に、伊藤の名前・沙莉の刺しゅうが入っている。

伊藤は「讃岐和三盆の虎の模様がかわいいですね。手袋に私の名前が刺繍で入っていて、とてもうれしいです。 大切にします」と喜びを明かした。

伊藤から趣里へのプレゼントは、「『ブギウギ』と『虎に翼』をモチーフにした特製ケーキ」。『ブギウギ』の華やかなステージをケーキにみたて、トラ柄の衣装に身をつつみ、翼を携えたスズ子とともに、今回『虎に翼』のロゴやメインビジュアルを担当した三宅瑠人と岡崎由佳による番組キャラクターの「トラつばちゃん」があしらわらている。

そんな特別ケーキに趣里は「『ブギウギ』と『虎に翼』が交わって一つになっていて、とてもうれしいです。もったいなくて、食べられないですね(笑)」と感謝した。

恒例のバトンタッチを終えて、趣里は「無事にバトンタッチセレモニーを迎えられてホッとしているのと同時に、本当に感慨深い気持ちでいっぱいです。今日沙莉ちゃんに会って、ますます『虎に翼』が楽しみになりました。沙莉ちゃんなら絶対大丈夫なので、何かあったら言ってください!」と伊藤に向けてエール。

伊藤も「お父さん役の岡部たかしさんから、『趣里ちゃんがんばってるよ』ということをよく聞いていましたし、毎朝の放送を観て、本当にかっこいいなと思っていました。いま趣里さんから直接バトンをいただいて、最後まで走りきろうと、あらためて思いました。これからもがんばります!」と決意を述べた。

(文=リアルサウンド編集部)

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