大坂なおみが約4年ぶりにBJK杯日本代表へ選出!対戦国のカザフスタンはエースのルバキナが外れる<SMASH>

女子テニスの国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップbyゲインブリッジ 2024」(BJK杯)のファイナル予選「日本対カザフスタン」戦が、4月12日(金)・13日(土)に東京・有明コロシアムで行なわれる。その日本代表メンバーが日本テニス協会から発表された。

出産を経て今季からツアー復帰している大坂なおみ(S287位/Dランクなし/フリー)がメンバー入りを果たし、以下の5名が選出された。

日比野菜緒(S80位、D161位/ブラス)
本玉真唯(S120位/D124位/島津製作所)
大坂なおみ(S287位/Dランクなし/フリー)
柴原瑛菜(S448位/D21位/橋本総業ホールディングス)
青山修子(Sランクなし/D19位/近藤乳業)
※ランキングは3/4付、S=シングルス、D=ダブルス

監督:杉山 愛 (公益財団法人 日本テニス協会/NPO法人パームインターナショナル湘南)

大坂が国別対抗戦の代表に選出されたのは、20年2月に開催された「フェドカップ」(BJK杯の改名前)のスペイン戦以来約4年ぶりとなる。

日本代表の杉山愛監督は「ランキングは結果を表す数字なので、上位の選手から声をかけた。大坂選手のランキングは戻り切っていないが、上位の大会で成績を残して実力を証明している。青山選手、柴原選手のペアは長年組んでいて、チームとして最高のペア。ベストの布陣で臨めてうれしい」と選考理由を語る。
このファイナル予選は、勝てば今年11月BJK杯ファイナルの出場権を得られる重要な戦い。昨年11月、日本はプレーオフでコロンビアを3勝2敗で下してファイナルズ予選進出を決めていた。日本は敗れると再びプレーオフへ回ることとなる。

日本はカザフスタンに対し過去4勝1敗。最後に対決したのは18年2月のアジア・オセアニアグループ1部で、インドのニューデリーで開催された試合では日本が2勝1敗で勝利を収めている。現在の国別ランキングでは日本が20位、カザフスタンが9位となっている。

カザフスタンが発表した代表メンバーは以下の通り。シングルス最上位のエレーナ・ルバキナ(S4位、D514位)は入っていない。

ユリア・プチンツェワ(S79位、D357位)
ジベック・クランバエワ(S495位、D141位)
アルザン・サガンディコワ(S806位、D901位)
アンナ・ダニリナ(S935位、D44位)
ザリナ・ディアス(Sランクなし、Dランクなし)

試合は初日にシングルス2試合、2日目にシングルス2試合とダブルス1試合の計5試合を行ない、3勝した方が勝者となる。大坂のメンバー加入で勢いが増した“チームジャパン”。格上の対戦国だが、チームワークを生かし勝利をつかみ取ってほしい。

構成●スマッシュ編集部

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