CAに暴言→フライトを緊急着陸させた乗客、逮捕。航空会社から「永久追放」処分か

米ユナイテッド航空に搭乗していた乗客が、機内における安全阻害行為をしたとして、逮捕された。

事件を起こした乗客は、今後ユナイテッド航空に搭乗できなくなるという。

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米複数メディア によると、英ロンドン・ヒースロー空港発、米ニューアーク国際空港行きのユナイテッド航空883便は3月1日(現地時間)、米メイン州のバンゴー国際空港に緊急着陸した。

機内に搭乗していた乗客2人が泥酔した状態で騒ぎ、乗務員への不適切な言動を繰り返したためだ。

機内での暴言は、乗務員や他の乗客の生命を脅かす行為に当たり、安全阻害行為の「レベル2」に該当する。

米連邦捜査局(FBI)は声明を発表し、容疑者の男は機内で現行犯逮捕されたと伝えた。

「メイン州の連邦検事局との協議の結果、乗客1人が拘束され、その場で逮捕されました。この事件は、テロとは無関係です。現在捜査中であるため、現時点ではこれ以上の詳細をお伝えすることはできません」

ユナイテッド航空によれば、逮捕されたレクサンダー・マイケル・ドミニク・マクドナルド容疑者は、恋人とみられる女性と機内で口論になっていたという。

数分後、機内のギャレー付近から容疑者が大声で叫ぶ声がし、乗務員たちは落ち着かせようと試みた。

しかし、容疑者が「飛行機をめちゃくちゃにしてやる」などの暴言を吐いたため、その場で拘束、現行犯逮捕に至った。乗員乗客160名にケガはなかった。

当時の機内の様子が、SNSに投稿された。乗客2人が飛行機から降ろされ、他の乗客が拍手を送る光景が映っている。

ピープル誌 によれば、飛行機はバンゴー国際空港で2人を降機させたのち、目的地のニューアーク国際空港に向けて再出発したという。

BBC によると、当該乗客2名は「今後一切、ユナイテッド航空便への搭乗が禁止される」という。

インディペンデント紙 は、捜査によって「ことの経緯が明らかになるまで」同航空会社への搭乗が禁止されると報じている。

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