1日限定のジビエ料理を山口県庁食堂で提供…有害鳥獣で駆除されたシカ肉を有効活用

山口県庁の職員食堂に15日、ジビエを使ったメニューが提供されました。

1日限定のジビエ料理です。

(高橋良キャスター)

「県庁の食堂に来ました。きょう限定のジビエメニューが提供されるということで、どんな料理なんでしょうか」

こちらがそのメニュー、「シカ肉の黒酢あんかけ定食」600円。

有害鳥獣として捕獲されたシカ肉を使った限定メニューで、長門市俵山のジビエ処理施設のシカ肉を使っています。

(高橋良キャスター)

「いただきます。とてもさっぱりした、お肉ですね。

しっかりと弾力がありまして、やわらかく弾力があり、さっぱりしている。

しかも黒酢で味付けされていますから、よりさっぱりとさわやかにいただけます。

ほんとにおいしいです」

この味わい、白飯との相性抜群なんです。

この限定ジビエメニューを注文した県職員もいました。

(高橋キャスター)

「シカ肉を食べてみてどんな味ですか」

(職員)

「ぜんぜん臭みとかなくて、食べやすくてびっくりしています」

(高橋キャスター)

「シカ肉は今回初めてです?」

(職員)

「シカは有害鳥獣として、取り扱われることが多いと思うので、命をおいしく頂ける機会があるというのがわかると、有効活用できていいかなと思います」

(県鳥獣被害対策班中谷幸夫主査)

「まずは農林業の被害防止、ジビエを推進することで、捕獲者の皆さんがより多く捕獲してくださることで、農林業被害も減少するのではないか」

県では来年もシカ肉を使ったメニューを提供したいと話していました。

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